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一命 - アンドレ・タカシさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 一命
レビュワー アンドレ・タカシさん
点数 5点
投稿日時 2013-01-03 14:01:22
変更日時 2013-01-27 02:30:25
レビュー内容
オリジナルとほとんど同じストーリーですが、変更点もありました。そのためにテーマまでが変化した作品だったと思います。テーマがぼやけて失われたと言ってもいい。
私の見立てでは、オリジナルからの大きな変更点が2つありました。ひとつはラストの立ち回りに竹光で挑むこと。それによって井伊側の侍が一人も斬られない。目的は「武士の面目」を潰すことで、仕返しでは無かった事が強調されている。ふたつ目は、立ち回りの後の事後処理を家老が命じるシーンがカットされていること。家臣から死者が出なかったので事件を隠ぺいする必要が無かった訳ですが、井伊藩側の姿勢を表現する意味では必要なシーンだったと思います。
本作が「武士の面目」の虚しさをテーマにしているならば、突っ込みどころも少なくない。そもそも、武士の面目を利用するような狂言切腹から事が始まっているのだから、武家社会という土俵に乗ったまま武士論を展開するような矛盾を覚えます。人情を持った奴が一人もいなかったのかと詰られても、瑛太側の事情を知らない限りは食い詰め浪人の浅知恵にしか見えないし、3両を貸して放免する選択肢は無かったはずです。もし瑛太の事情を斟酌できる人がいたら、その人が主人公ですね。竹光で切腹させたことも介錯人の残虐趣味で、藩の方針ではありません。そうなると、あの切腹は事故性が高く、何を訴求したかったのかが見えにくい。正直に事情を放さなかった瑛太側の「武士の面目」に問題があるようにも思えます。
もちろん、先にオリジナルを観たから感じることです。そちらは大藩の「傲りと慢心」がテーマだったと思っています。それは「武士の面目」と似ているようで、全く違います。
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