みんなのシネマレビュー
孫文の義士団 - なんのかんのさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 孫文の義士団
レビュワー なんのかんのさん
点数 6点
投稿日時 2012-04-03 09:39:14
変更日時 2012-04-03 09:39:14
レビュー内容
前半義士団がそろってくる『七人の侍』的な部分で状況の雰囲気を描き、作品の革命百年記念的な義理を果たし、後半グイグイと香港アクションで見せましょう、という二段構成。だから前半は歴史上の香港の街かも知れないが、後半はアクション映画の街となる。襲撃が起きても人々はパニックにならず(パニック映画ではなくアクション映画なので)、露店はアクションに奉仕するために適宜配置されている。細かいとこはヘンでも、一気に駆け抜ける勢いを大事にする。このハッキリとした割りきりが気持ちいい。人物造形は類型的、でも暗殺団側もそれなりの憂国の情を持っており、青っちょろいインテリの革命では白人に国を奪われる、と危惧してるあたりに膨らみがある。師に対して最後まで尊敬の気持ちを忘れない儒教精神の持ち主でもある。アクションがつるべ打ちされていくと、有り難味が薄くなるのは仕方がない。それでも香港アクション映画だなあ、と思わされ、前半の「歴史」を忘れ見入っていると、“オデッサの階段”シーンがくる。オデッサの階段を真似た場面なんて、今までいくつもの映画で登場し、たいていは「ちょっと映画史に敬意を払ってます」ってことを言いたいだけのサインみたいなものだったが、本作の場合は、ここで前半の歴史が蘇ってきた。『ポチョムキン』ではその後にロシア革命が導かれた階段だった、本作は辛亥革命に至る階段だ。後半ですっかり「映画の街」になっていた香港が、人力車がカタンカタンと落ちていくことで、映画史を通してまた前半の「革命を準備している歴史の街」へと戻っていき、うまく全体がまとまった。
なんのかんの さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2014-03-15エデンの東(1955)87.25点
2014-03-14アゲイン/明日への誓い65.22点
2014-03-13オリバー!76.08点
2014-03-12世界の中心で、愛をさけぶ65.27点
2014-03-11真珠の耳飾りの少女66.33点
2014-03-10ゴースト/ニューヨークの幻77.02点
2014-03-09EMMA/エマ(1988)66.00点
2014-03-08稲村ジェーン42.43点
2014-03-07つぐみ54.96点
2014-03-06ボイス・オブ・ムーン65.25点
孫文の義士団のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS