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タイトル名 |
家族の庭 |
レビュワー |
HRM36さん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2020-02-01 10:32:15 |
変更日時 |
2020-02-01 10:32:15 |
レビュー内容 |
パルムドールを逃しました無冠の「家族の庭」。この邦題っていただけないと思う、「また一年」を意味するAnother Yearー地質調査でみた地層のように一年一年は年輪を重ねる、それは家族であっても、一人であっても。結婚30年以上の夫婦が主役かと思えば、メアリーを演じたレスリー・マンヴィルが主演でも助演でも各賞にノミネートされている。ここに描きたかったのはよき夫婦の物語ではなく、都合が悪いとその夫婦に本心では排除されてきた兄やメアリーが感じる【孤独】だ!と気づいたりする。レスリー・マンヴィルは「何がジェーンに起ったか? 」(9点)のベビー・ジェーンと同じくらいの衝撃的な表情を見せる怪演でした。冒頭に出てきた不眠のジャネット(イメルダ・スタウントン)が感じている形のない不安、とはこういうことなのではないか。2時間丁寧にそれをあぶりだしてきた映画、さすがでした。 |
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