みんなのシネマレビュー
ツイスター - やましんの巻さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 ツイスター
レビュワー やましんの巻さん
点数 8点
投稿日時 2011-04-26 18:04:23
変更日時 2011-04-26 18:04:23
レビュー内容
何とか女から逃げようとする天才科学者と、何がなんでもその男をモノにしようとする女。女は男の人生をシッチャカメッチャカにかき回す。そんなふたりの間を結果的にとりもつことになるのが、かたや「大怪獣」で、こちらは「大竜巻」なのだった、という次第。

・・・ローランド・エメリッヒ監督のアメリカ版『ゴジラ』は、当初ヤン・デ・ボンが監督にオファーされていたことを知る者にとって、この『ツイスター』という映画は示唆的だ。エメリッヒがどこまでヤン・デ・ボン監督の構想していた『ゴジラ』を踏襲したかは不明だが、この2本の作品、実はほとんど“同じ構造”によって成り立っている。そう、これらは往年のハリウッド映画の十八番だった「スクリューボール・コメディ」を再現したものだ。というか、その体裁[パターン]を「モンスター映画」としてしつらえたものなのである。

監督デビュー作『スピード』の大成功以来、その後どうもパッとしないといわれるヤン・デ・ボン監督の作品。だが、『スピード2』や『ホーンティング』(『トゥームレイダー2』は未見)でも、そこには古き良き「ハリウッド映画」への思い入れと、それをよりスペキュタクラーに“再現”しようとする意志を感じられないか。実際これらの監督作品にある「ソフィスティケーション」(とは、ひとりの男と女を“くっつける”展開の妙、といったくらいの意味だが)に、時代錯誤的な魅力をぼくは感じる者だ。

モンダイはそれが、観客が期待するものとは別の映画で成立させようとしてしまう、そういう意味での「(商業的な)センスのなさ」だろう。・・・たぶんこの監督は、現代的なアクション映画やSF映画なんぞより、アナクロニックなミュージカル映画あたりを撮るべきなのだと思う。

けれどこの『ツイスター』は、ヤン・デ・ボンが撮りたい映画と、観客が見たい映画との“ずれ”が少ないものといえるかもしれない。劇中に『オズの魔法使い』のヒロイン名“ドロシー”を持ち出したり、ハワード・ホークスの名作コメディ『赤ちゃん教育』あたりへの強烈な愛着を感じさせつつ、大災害スペクタクル映画としても成立している。まあ、このあたりは、確かに「スピルバーグ製作」の功績だという気がしないでもないけれど。
やましんの巻 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2021-05-18ワンダーウーマン 1984105.92点
ワンダーウーマン106.52点
2016-03-29アメリカン・スナイパー106.94点
2014-10-29マネーボール106.86点
2014-10-28ホワイトハウス・ダウン106.58点
2014-10-22カウボーイ&エイリアン74.74点
2014-04-05ラッシュ/プライドと友情107.45点
2014-04-02ゼロ・グラビティ67.63点
2013-11-22ペコロスの母に会いに行く106.76点
2013-11-20三姉妹~雲南の子107.75点
ツイスターのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS