|
タイトル名 |
ブラインド・フューリー |
レビュワー |
エスねこさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2004-05-23 18:49:42 |
変更日時 |
2004-05-23 18:49:42 |
レビュー内容 |
正直に言うと、昔から今に至るまで座頭市モノを観てません。だからこの作品は勝新と比べずに観る事ができてよかった。ルトガー・ハウアー演じる盲目の主人公は、明るくしなやかで、コミカルなイメージさえ漂うナイス役作り。しかも冒頭の数カットで、それが見る側にまでビシッと伝わってしまったのがお見事でした。この作品の評価も、実は大半がこの冒頭シーンによるものです。後はラストで見せる主人公の表情だけあれば(このシーン、泣く!)、間にどんなストーリーが挟まっててもOKなのかも。暗くジメジメしたベトナム後遺症ヒーロー映画が多い中、明るく乾いた視点…言葉を変えればしなやかで強靭なアンチヒーロー像を持ち込んだ時点で企画の勝ち。 |
|
エスねこ さんの 最近のクチコミ・感想
ブラインド・フューリーのレビュー一覧を見る
|