|
タイトル名 |
ガンファイターの最後 |
レビュワー |
michellさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2023-04-28 15:32:38 |
変更日時 |
2023-04-28 16:03:42 |
レビュー内容 |
良心とは何か。
利にさといだけの政治家の皮を被った商人、確固たる思想はなくなんとなく 世間の空気にのるだけの新聞屋、安全な場所でおびえるだけの小市民、 己の欲に従順なだけの小悪党、力まかせだけの前時代的保安官、 見て見ぬ振りするだけの聖職者。そして性に多感な青年。
反戦気運が高まりつつある1969年のアメリカという時代背景を考えると、 この作品は当時の現代風刺にありふれている。 保安官が法やペンではなく銃で撃たれたところが、とくに皮肉が効いている。 結局は力だろと。
観るのは2度目で、1度目は昼のBSでお決まりの西部劇くらいしかなかったが、 監督がドン・シーゲルで作られた時代が60年台後半と思うと、 ただならぬ気骨のある作品だ。 |
|
michell さんの 最近のクチコミ・感想
ガンファイターの最後のレビュー一覧を見る
|