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インターステラー - こっちゃんさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 インターステラー
レビュワー こっちゃんさん
点数 9点
投稿日時 2014-12-09 16:40:33
変更日時 2015-01-23 12:19:11
レビュー内容
鑑賞後の余韻が強く、久しぶりに映画館に複数回足を運びました。
途中、何度も引用される詩 『Rage, rage against the dying of the light』の意味や、エンディングに向けて静かに進むようで、最後の最後に畳み掛けるような力強い最終カット。僕の心をとらえて離さない何かを考えながら。

この映画には2人の教授と息子が悪役のように登場してきます。一人は人類種の保存のために人を欺き、一人は人類を絶望を隠すために人を欺き、一人は今、自分のもとにあるものを、手段をえらばず失うまいとします。
でも、初見からこの3人を、単純に悪人と断ずることはできなかった。
その理由を考えながら。

一人の教授は可能性を信じて旅立ったが、その可能性への壁に直面して、絶望と孤独の中に苦しみ、もがいて、傲慢なまでに種の保存を切望した。
一人の教授は『今、考えうるすべてのこと』をやり尽くしても導き出されない『現実』に絶望し、人を欺いてでも、その事実を伝えないことを選んだ。
息子は、追い詰められた環境の中で、たった一人、頼れる存在だった父親を失い、自分の力の及ぶ限りのものだけに目を向けた。

それぞれの行動は否定されるものなのか?罪と言えるのか?彼らは悪なのか?
そうではなく、彼らは、自分の知識や力の及ぶものの中でベストを尽くし、打ちのめされただけだのではないか?

彼らは自分の力や知識の及ぶ場所の先にある『未知なるものへの可能性』を求め続けることができなかったが、クーパーとマーフは、人知の及ばない先に『未知なるものへの可能性』を求め続けた。

『後ろに何かを残さなければ、先には進めない』

現在の人々の興味は、いかに『今』を守り、今を快適に過ごすか、だけに向いているのかもしれません。ですが、その『今』は、時間や物質や、時には人命を後ろに残し、未知なる可能性を切り開くことでたどり着いた『今』なのです。

『今ある可能性』だけが可能性ではない。『未知なる可能性』というものに挑むことが『進歩』であり、『進化』なのだ。

そんな力強さを感じる映画でした。
ちなみに難しいことは抜きにして、宇宙の映像を見るだけでも十分価値のある映画なので、ぜひぜひ劇場で!
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