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タイトル名 |
マッハ無限大 |
レビュワー |
Monochrome Setさん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2015-09-13 00:12:23 |
変更日時 |
2015-09-13 00:12:23 |
レビュー内容 |
格闘シーンが有無を言わさぬほどスゴかったら多少の粗も気にならないのですが、今作はもうCG使っちゃってますから、バイクが建物の天井突き破りながらトニーが肘打ちとか「あぁCGなんだろうな・・・」と、どうしてもそこで冷静な目になってしまう。 雇われたチンピラバイク軍団がわざわざ動きにくいアパートの中を駆け上ってきて、屋上でもあくまでバイクでの轢き殺しに執念を燃やす意図が分からない。 「No.2」にボコられたジージャーの捨て身の火炎攻撃も無意味な空振りに終わり「へ?」となる。その炎によりトニーは燃え盛る部屋での戦闘を余儀なくされ「あぁこの画を撮りたかったのね」となる。 要するに「その画を撮りたかったから」という思いありきで、人の行動の合理性を無視しちゃっているところに違和感があるのです。 さらに燃え盛ってはいるものの炎のCG感がダサいし、そこに炎に包まれて戦ってる緊張感などない。 トニーにあれだけの高さから止め刺された「No.2」もジージャーも、ラストバトル要員として何事もない顔して再登場。 さらにトニーは爆弾仕掛けられた象さんを守るために、象の牙を抱えた状態でひたすら敵の攻撃を受け続けるというマヌケな演出。 ボス&No.2と戦うのはジージャーと格闘技も身につけていないペットターイさんという、もうしっちゃかめっちゃかな展開。 あれだけトニーを追い詰めたNo.2が、ここでは素人に翻弄され、ジージャーの軽い蹴りにも仰け反ってしまう。強さの基準がシーンによりバラバラ。 No.2との最初のタイマン以外は、見るべきところ無し。トニー・ジャーにはもうイコ・ウワイスのようにヒリヒリするような痛みを感じる格闘アクションは作れないのか・・・。 |
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