みんなのシネマレビュー
この世界の片隅に(2016) - 53羽の孔雀さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 この世界の片隅に(2016)
レビュワー 53羽の孔雀さん
点数 9点
投稿日時 2019-08-04 18:48:11
変更日時 2019-08-04 18:48:11
レビュー内容
日本人なら皆知ってる1945年の8月6日と8月9日、そして8月15日。
変な視点かもしれませんが、そこに生きる人々は、環境が違い、環境からくる行動が違い、環境からくる感情が違い、表現の仕方が違う。それでも根っこにあるものは今生きる人と変わらない。そんな印象を受けました。
本作のすずさんの日常的な感覚が当時の日常を生きた人の感覚と捉えれば、今の日常を生きる人の感覚と比べて何ら違いは無い。自分の信じた選択をしてガンガン前へ向かっていく人もいれば、ぼや~っとしてて周囲に流されるままの人もいる。頭ではゴチャゴチャ考えながらも、結局周囲に流されるままの人もいる。昔本当は好きだった人がいても、結局その想いは心に残したまま、全然別の人と結婚する。毎日毎日同じ作業の繰り返し。その中で自分とは折り合いがつかない人もいる。
歳と経験につれて死は日常になりつつも、自分の家族の死にはやはり涙する。
自分の選択を後悔する。しかし後悔しても何も変わらないという事にも気づく。
死んだ人が自分の息子だとは気づかなかった。遠くで突然光った光は「ん?何?」程度に思う。玉音放送に怒りを覚える。

なんというか、すごい「日常的なリアルな感覚」が詰まっていて、当時の人は現代の自分とは違う、と心のどこかで思っていた自分が凄く恥ずかしくなりましたね。違うわけないのに。

日本の戦争映画というジャンルにはまるで詳しくありませんが、見て良かった。
今は日曜日。自分はどうせきっと2日後にはそんな感覚も忘れて仕事してる。自分の日常に埋没する。でも、この映画を見るという選択をした自分を、少なくとも今この瞬間は褒めてやりたいね。
53羽の孔雀 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-03-23フラガール87.06点
2023-12-27エベレスト 3D76.28点
2023-12-16祈りの幕が下りる時86.40点
2023-12-10マスカレード・ナイト75.38点
2023-12-02マスカレード・ホテル85.47点
2023-12-02ボーダーライン(2015)77.26点
2023-11-28ハッピーフライト(2008)86.57点
2023-11-28沈黙のパレード66.00点
2023-11-15マッドマックス 怒りのデス・ロード37.72点
2023-11-04グリーンマイル56.29点
この世界の片隅に(2016)のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS