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タイトル名 |
A.I. |
レビュワー |
やわらか戦車さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2007-08-21 22:27:38 |
変更日時 |
2007-08-21 22:28:33 |
レビュー内容 |
公開時に見たときは、エンターテイメント映画としてはストーリーが破綻している 事もあり、感嘆しつつもどこか理解できない部分もあったのだが、 自分が子供を持ってから見なおすと、とても胸にせまるせつない映画だった。 特にうちは男の子のせいか、ハーレイ君演じるロボットの絶望的な「母への 絶対的な愛」のインプットが胸に迫る。うちの子も、私なんてたいした母親じゃないのに、「ママ~~ぁママ~~LOVE」を毎日叫んでいます(小さいうちだけでしょうが)。小さい子供の親に対する愛情というのは、まるで、どこかのセンターでインプットされてきちゃったの??というくらい絶対的なものなのです。でも、ハーレイ君の 旅路はあまりにも過酷で悲しくて美しくて・・・・・。 スピルバーグ監督は、この映画で誰かを感動させたり、夢や希望をよびおこそうという ことはまるで狙っていないように思えます。監督自身の絶望感をキューブリックの原案に映し出したかのような、なにもかもが、幻想的で、悲しいおとぎ話。子供の頃、 スピルバーク監督の映画から夢や冒険心をたくさんもらった私ですが、この映画に 漂う絶望感も好きなのです。子供ロボットと、くまさんロボット(かわユス!) と宇宙人しか出てこないラスト。人間なんて本当は嫌いなんでしょう?? |
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