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ザ・ウォール(2017) - 田吾作さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ザ・ウォール(2017)
レビュワー 田吾作さん
点数 7点
投稿日時 2020-03-09 13:23:28
変更日時 2020-03-09 13:51:35
レビュー内容
米軍兵士とイラク兵のスナイパーが崩れかけの壁を隔てて対峙する戦争サスペンス、という事前知識のみで鑑賞したが、なかなかどうして最後まで飽きずに観せる展開だった。

画面に登場する人物は(最後の救出シークエンスを除いては)米兵の2人のみ、という徹底ぶりで、プロットや展開の工夫によっては、それだけで90分のドラマを成立させることができるのかと感心した。

そもそも数百メートル先で動く兵士の「膝」や「水筒」まで正確に狙い撃てるスナイパーが、実際に存在しうるのかは甚だ疑問ではあるが、それを受け入れなければ本作は成立しないだろう。

本作のクライマックスで、スナイパーがなぜ「そこ」を狙ったのか、なぜ無線で米兵「自身」のこと聞き出そうとしたのか、その理由が(すなわち「ザ・ウォール」は「ザ・トラップ」だったと)分かるくだりがあるが、背筋が寒くなるような怖さを感じた。

また、米兵が被弾するシーンでは、まず弾が先に身体に当たり、少し遅れてから乾いた銃声が聞こえるという「当たり前」をきちんと再現していた。

そして終盤、スナイパーが自分の出自を告白したり、この壁が何の建物の一部だったかが語られるシーンがあるが、戦争という営みが、まともな人間を狂気に変えるという、まさに「プライベートライアン」のミラー大尉に通底する恐ろしさも本作が伝えたかったところだろう。

90分の作品ということもあり軽い気持ちで鑑賞したが、意外にも深みをもった戦争映画の佳作であり、その意味ではオススメできる作品だった。
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