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日本暴力団 殺しの盃 - 鱗歌さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 日本暴力団 殺しの盃
レビュワー 鱗歌さん
点数 8点
投稿日時 2020-06-01 19:51:16
変更日時 2020-06-01 19:51:16
レビュー内容
日本暴力団シリーズ、4作目にして早くも最終作。今回の鶴田浩二、サラリーマン風のネクタイ姿で、何となく冴えない風貌、なんですけどね。でも一応スゴ腕、らしい。
で、セリフは大阪弁。だもんで、少々聞き取りづらい。もちろん、大阪生まれの私が「聞き取りづらい」と言うのは、要するにあまり上手くない、ってことですが。相棒の大霊界こと丹波哲郎もまた、同様。でも、このたどたどしい大阪弁を交えつつトーストを分け合う2人を見ていると、ちょっと微笑ましい。そしてやっぱり冴えないサラリーマン風。それにしても大阪人のくせに、食パンと言えば5枚切りじゃないのかね(いや、時には4枚切りだって食べたくなるんです)。
それはともかく。監督変われば作品も変わる訳で、もうひとつ残念な出来だった3作目に対し、この4作目は降旗康男がメガホンを取ってて、するとどういう訳か、「日本暴力団」なのにちゃんと「男と女のドラマ」になっている、という不思議。男の意地と我儘があって、女の意地と一途な想いがあって、そうすると、「ヤクザ映画のラストはやっぱり殴り込みでしょ」という常識も、ああ、こんなクライマックスがあり得たのか、という驚きと感激に、早変わり。
のみならず、脇役では、これまた一途で、いかつい不器用さ故に観る者の心を打ち、またドラマにも波乱を呼ぶ山本麟一の存在が、とりわけ光っていて。
物語自体は、ナントカ組とかナントカ会とかが色々と登場して、正直、細かいところはよくワカラン(=面倒くさい)部分もあるのですが、別に隅々までワカラなくったって、充分に楽しめ、充分に感動的。おそらくは「組織」というものを描くことへの意識からか、画面上にやたら大勢の人物が収まっているショットが頻出するのですが、だからこそ、最後は「男と女」の二人へと収斂していく様が、印象的だったり。
いい映画です、これは。
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