みんなのシネマレビュー
秘密と嘘 - θさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 秘密と嘘
レビュワー θさん
点数 7点
投稿日時 2014-09-24 01:09:44
変更日時 2014-09-24 01:09:44
レビュー内容
世評では「ハートフルで泣ける映画」なのかもしれないが、実はそういう話は見せかけだと思う。

■とにかくシンシアが非常に自分勝手で、ホーテンスを最初避けながら一気に距離を縮めるのは、自分のことを考えてくれる人がいないという寂しさと、「優秀な自分の娘」というある種の満足感を満たすためで、ちっとも母親的にふるまってはくれない。これは「ホーテンスに何をしようか(償えるか)」という発想が全く出てこないことからもそういえるだろう。パーティーで突然暴露するのも、ロクサーヌという「あまり出来の良くない娘」に対して、ホーテンスという「出来のいい子」が実は自分の娘だよという親エゴ自慢でしかない。そして最後、「人生っていいわね」というのはポジティブなハッピーエンドというより、ともかくも泣いてことをなあなあにして誤魔化して悪くない感じになったから「いいわね」と無思慮に言っているだけで、むしろこれまでの自分勝手さへの反省のなさが表れている。

■しかし、モーリスの回想でも、シンシアは母の死後「いい姉」であったことになっている。どこかで何かが壊れてしまったのであろう。そして、シンシアがモニカに言った「あなたは父を奪い、モーリスを奪い、そして娘を奪おうとしている」の最初の「父を奪い」に該当する話がついに出てこない。これは映画中で明らかにされなかった「秘密と嘘」の部分だと思う。モーリスの知らないところで、モーリスとシンシアの父とモニカに何がしかの関係があったことがここでほのめかされている。それを加味するとこの映画は非常に黒いものを描いているように思える。
θ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2022-05-28TENET テネット76.14点
2020-09-17ピカソ-天才の秘密88.45点
2018-07-10NO67.00点
2016-02-14オデッセイ(2015)86.82点
2015-10-13プリデスティネーション87.22点
2015-09-09ローン・サバイバー76.84点
2015-09-01悪魔は誰だ97.33点
2015-07-10プリズナーズ97.31点
2015-07-09インターステラー87.70点
2015-06-03テロ,ライブ97.60点
秘密と嘘のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS