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タイトル名 |
ガンパウダー・ミルクシェイク |
レビュワー |
あにやん🌈さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2022-09-16 20:58:48 |
変更日時 |
2022-10-17 22:43:26 |
レビュー内容 |
カレン・ギランさま好き。『GOTG』や『アベンジャーズ』での真っ青でいつもキレ気味な彼女はちょっとあんまり・・・だけど『ジュマンジ』シリーズのルビーは本当にステキだわ。 そんな彼女が主役の映画なのでワクワクして見に行ったのだけれど、ちょっと微妙だったわね。悪くはないのだけれど、でも、みたいな。
凄腕の殺し屋のお嬢さんが依頼に反するコトをしたために組織に追われるコトになる、って最近邦画でもそんなの見たけどこちらの方が公開は先ね。こちらの方がシリアスなのだけれど、でもシリアスとコミカルとのバランスはそんなに好みじゃないのね。もっと弾けちゃってる方が好きだわ。 彼女を殺そうとやってくる二人組なんか明らかにお莫迦なお笑い系なのにワリとシリアスに殺されちゃうし出番も意外に短いわ。ここではむしろ両腕が麻痺して使えなくなっちゃったヒロインが少女を守り、かつ利用しながらいかに難局を乗り越えるかにウエイトが置かれていて、それはそれでハラハラする見せ場として成立してるのだけど、ならばあの二人組はコミカルである必要はないのよね。シリアスな方がサスペンスは引き立つんじゃない? その前にボウリング場のダサいスカジャンに着替えるのもネタとしてわざとハズしてるんでしょうけど、それも必要だったかしら?
カーチェイスもあるけどとても限定的な舞台で、最初から最後までそんなには舞台に広がりがある感じじゃなくて、狭い世界で殺し合ってる印象。 お母さんが彼女を置いて去ってしまったことに何か大きな秘密があるのかと思えば予想の範囲内だしお母さんと図書館のおねえさま方との不和なんかはテンポを悪くしてる感じがあるし、おねえさま方がカッコ良く敵を圧倒するかと思えばかなりの苦戦状態だし、なんていうか全体的に『ジョン・ウィック』的な、爽快とはいかない闇の世界のシンドさみたいなので支配されてる感じね。でもクライマックスの独り死地に赴くヒロイン、からの盛り上がりは良かったわ。 ヒロインと少女とおねえさま方の物語、出てくる男はみんなお莫迦、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』の類似作でもあるかしら。どちらも『グロリア』の亜種だけど。キレはあまりよくないわ。
オシャレな画作りは良かったのでもっとクサいくらいにカッコつけた映画の方が良かったわね。でもこの映画の場合、ひたすらアタシの好みのモンダイってカンジ。 |
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