みんなのシネマレビュー
PIG/ピッグ - かたゆきさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 PIG/ピッグ
レビュワー かたゆきさん
点数 6点
投稿日時 2023-05-19 09:49:49
変更日時 2023-05-25 07:36:14
レビュー内容
俺の豚を返せ――。オレゴンの鬱蒼と茂る森の奥深く、たった一人孤独に暮らす男、ロブ。家族も友人もおらず今にも潰れそうな山小屋でただ黙々と生きる彼の唯一の相棒は、高級食材トリュフを探すように訓練された1匹の豚だった。そう、ロブはもう何年もこの森でトリュフを掘り起こし、それを近くの町のバイヤーに売って生計を立てているのだ。そんなある日、信じられないような出来事が起こる。なんと唯一の親友とも呼べるその豚が、突然山小屋へと押し入ってきた強盗集団にさらわれてしまったのだ。酷い暴行を受けながらも、長年の相棒のために謎の強盗団を追い始めるロブ。きっと奴らは俺の豚を町で売り払う気だ。そう判断した彼は、唯一親交のあったトリュフ買付人とともに町へとやってくるのだが……。と、映画の内容はこの髭もじゃニコラス・ケイジさんがひたすら豚を捜して田舎町を彷徨うだけです。余分な味付けは一切なし、まさにシンプル・イズ・ベスト。まるで食材の味を最大限活かした老舗料理店の伝統料理みたいな(笑)。それでも最後まで観客の興味を捉えて離さない、この監督の調理能力の高さは素直に認めざるを得ませんね。極端なまでに無駄を削ぎ落したストーリーはその取捨選択が素晴らしく、最後までちゃんと見応えのある内容となっております。なるほど、これは辛すぎる過去を捨てた男が再び自らの人生と向き合い、そして生きる目的を取り戻すという物語だったのですね。彼が最初に途中で聴くのを止めたカセットテープの声はきっと亡くなった彼の奥さん。主人公が最後の最後でようやく続きを聴くことが出来るようになるのだけど、それが誕生日のサプライズで歌った奥さんの唄だというのも憎い。彼と行動をともにするヘタレなトリュフのバイヤーも、実は町の裏社会の実力者である父と確執を抱えていたというのも物語のいいアクセントとなっている。とは言え、面白かったかと聞かれたら、自分は正直微妙。最後まで余りに淡々としていて、そこが良いという人の気持ちも分かるのだけど、自分は少々退屈に感じてしまいました。画面が終始薄暗くずっと見辛かったのもちょっとマイナス。ニコラス・ケイジがブタを取り戻すためにひたすら頑張るという普通にしたらギャグになりそうなお話を大真面目に描くというこの発想や、料理名を冠したチャプタータイトルなど、監督の我が道をゆくセンスは嫌いじゃないんですけどね。
かたゆき さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-05-15終わらない週末88.00点
2024-05-10REBEL MOON パート2 傷跡を刻む者65.50点
2024-05-10ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語46.50点
2024-05-04REBEL MOON パート1 炎の子76.50点
2024-05-01ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE77.37点
2024-04-26ザ・キラー76.40点
2024-04-26バービー(2023)56.73点
2024-04-20ブラックアダム56.72点
2024-04-13エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス35.72点
2024-04-10すずめの戸締まり76.55点
PIG/ピッグのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS