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タイトル名 |
レッド・サン |
レビュワー |
アンドレ・タカシさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2010-02-10 22:37:39 |
変更日時 |
2010-05-29 00:57:08 |
レビュー内容 |
これ、子供の頃に初めてテレビで観て以来、番組表などで目にする度に必ず観ているタイトルです。何だかニッポン人として嬉しい映画なのね。「ラストサムライ」の何十年も前に、しっかり武士道の精神を表現しようとしたアチラの映画があったことは、今にして思うと奇跡的。技を極めた武士としての三船敏郎の描写に不満はないし、何よりブロンソンやアラン・ドロンに対して存在感で負けていないところが嬉しいのだと思う。先日久しぶりに観て、ブロンソンの奔放さや柔軟な対応力みたいなものを武士道と対照させる狙いがあったことを感じました。どちらが優れているということではない。思想や文化の違いを、それぞれをリスペクトしつつ描こうとしたのだと思います。それは、三船とブロンソンが、道中でお互いを徐々に認め合うストーリーとして心地よく映される。生き残ったブロンソンが、三船の生き様に敬意を払っていたことを感じさせるエンディングには爽やかな風を感じました。 |
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