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許されざる者(1992) - ろにまささんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 許されざる者(1992)
レビュワー ろにまささん
点数 8点
投稿日時 2013-09-14 23:05:06
変更日時 2013-09-14 23:05:06
レビュー内容
初見の時はえらく感動したものです。
弱い立場の女性のために立ち上がった男たちの正義の鉄槌に!
って、改めて見直してみると一体何を見てたのでしょう、全然話違うじゃーん!
娼婦に暴力を振るう男、独裁的な保安官、オーバーに言って殺しの依頼を吹き込む娼婦の仲間たち、その話に乗っかってワラワラ集まってくる賞金稼ぎたち。
クリント・イーストウッドや仲間のモーガン・フリーマンも所詮は賞金稼ぎ、つまりは人殺しなわけです。
さてそーなると許されざる者とは一体誰のことなのでしょう。
初見の時はそりゃもう元凶の、女に暴力を振るった男だと思ってたんですけどね。
どうやらそんなに単純ではなかったようです。
所見の時の印象のままだと、ちんちんの小さい男が許されざる者になってしまうところでした(ソノ事を笑われて暴力に至ったので)。
ともあれ主演のイーストウッドは依頼を果たし、今度はフリーマンの仇討ち。
そして最後はお説教。
こんなもん完全に極悪じゃないですか。
完全なる許されざる者です。
やり過ぎとはいえ職務を全うした保安官のジーン・ハックマンのほうに正義はありましたね。
ただ一点、伝説の殺し屋とも言われたイーストウッドが序盤、亡き奥さんによって改心したはずなのに意外とあっさり賞金稼ぎの道に戻ってしまったのはよくわかりませんでした。
これ、日本版でリメイクされるみたいですが、どーなんでしょうね?



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