みんなのシネマレビュー
幕末太陽傳 - どっぐすさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 幕末太陽傳
レビュワー どっぐすさん
点数 8点
投稿日時 2013-02-13 00:19:44
変更日時 2013-02-13 00:36:53
レビュー内容
遅ればせながらデジタル修復版の存在を知り、初鑑賞。
川島雄三監督も初鑑賞。
軽快な喜劇でありながら、役者も美術も実に豪華。
正直、一度では人物関係が理解しきれなかったのだが、2回目でますます面白く、絵の端っこまで発見があった。舞台は今で言う飲食店でもあるので、食器の小道具や、役者たちの物の食べ方、飲み方、タバコの吸い方を見ていると、江戸時代はこんな生活だったのだろうという、ドキュメンタリー的なリアリティを感じる。
客室、台所、階段、桟橋などこの遊郭の美術空間が実に面白い。
海のそばで、御殿山の近くという地理も面白い。(googlemapで調べたら今はコンビニのあるビルであり、当時の面影もない)
昔の日活といえば、荒唐無稽なアクションや軽薄な青春映画というイメージを勝手に持っていた自分が恥ずかしい。巨匠は黒澤・溝口・小津ばかりではなかったのである。
こんな密度の映画が、山のように作られていた時代が今や信じがたい。
去年、デジタル修復版の上映が終わってからネットでこの映画の存在を知ったのだが、こういうリバイバルはどんどんやるべきだ。
自分は劇場で観られなくて残念だったが、日活の宣伝サイトのカラフルなイメージを観て、ものすごく観たくなった。懐古的ではなくまるで新作であるかのようなうまい宣伝だ。(フランキー堺ではなく、女優を全面に出したイメージもずるいけどうまい)
古い映画には今の映画には失われたものがある。今の時代に無いということは、今の時代に新鮮なものがあるということだ。こういう切り口で昔の傑作をどんどんリバイバルしてほしい。
創立00周年やら、生誕00周年といったイベントではなく、定期的にこういうリバイバルをやっていれば、きっと映画館はもっと面白くなるはずだ。



どっぐす さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2023-12-20ゴジラ-1.087.27点
2023-10-19沈黙の艦隊(2023)75.50点
2021-06-08ゲド戦記43.68点
2019-11-28i 新聞記者ドキュメント86.66点
2019-08-02惑星ソラリス87.00点
2019-07-03新聞記者96.08点
2019-06-04空母いぶき75.13点
2019-06-04ゴジラ キング・オブ・モンスターズ86.35点
2019-05-10恐怖の報酬【オリジナル完全版】77.55点
2019-05-10恐怖の報酬(1953)57.77点
幕末太陽傳のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS