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ボウリング・フォー・コロンバイン - 給食係さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ボウリング・フォー・コロンバイン
レビュワー 給食係さん
点数 7点
投稿日時 2004-06-24 21:16:48
変更日時 2004-06-29 23:27:16
レビュー内容
「自由」とは、どこまでも魅力的で、果てしなく尊いものであると思う。しかし、少しでもその意味を履き違えると、救いがたい状況を作り出してしまう。今、その悪例を端的に示しているのが、United States of America.大アメリカ帝国だ。もはやその誤った認識は、国内のみならず海を越え、山を越え、大陸を越えて世界中へと伝播させようとしている。ラストシーンでNRA会長のチャールトン・ヘストンが亡くなった6歳の少女の写真をしっかりと見つめ、ひと言、お悔やみの言葉を述べてくれたらと思ったが、やはり無理だった。それはそうだろう。彼の考える「自由」の恩恵が、あのビバリーヒルズの大豪邸であり、その引き換えとしてあるのが年間10000人を超す犠牲者たちだ。彼の冷酷なあの背中が「自由」を履き違えた今のアメリカを端的に物語っていた。ドキュメンタリー映画の評価基準をどう定めるのか、正直言ってよくわからない。題材なのか?編集方法なのか?それとも構成の仕方なのか?ライブ映像ではない以上、どうしたって不公平性は残るだろう。自身の意見に沿うよう都合よく編集を重ねたのかもしれない。しかし、本作が提起した事象は紛れもなく現実に起きた、あるいは今起きていることなのだ。アメリカだけに全責任を押し付けても始まらないが、その一端を背負ってるのもまた事実だ。「やらせだ!」「悪意がある!」「偏見だ!」と都合よく目を背けてきたツケと言い換えてもいい。マイケル・ムーアが正義の味方で、100%の善人だとは思わないけれど、それでもまだ彼のような存在があることが、そしてこのような作品にアカデミー賞という極めてポピュラリティある賞を与えたことが、アメリカに残された数少ない「救いの目」であると思う。社会を告発し、権力に物申す姿勢もまた「Free Country」の証明を意味するものだと思うから。
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