みんなのシネマレビュー
さよなら子供たち - すかあふえいすさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 さよなら子供たち
レビュワー すかあふえいすさん
点数 9点
投稿日時 2014-05-20 19:48:29
変更日時 2015-04-22 09:22:52
レビュー内容
ルイ・マルの自伝的要素がこもった傑作。
この映画は、銃弾を1発も撃つことなく戦争の悲劇を伝える。
電車、駅、別れの挨拶を交わす母と子。クリスマス休暇を終えて寄宿学校に戻っていく子供の姿から、この映画は始まる。
学校では、人々の合唱が校内を包む。
寝静まる前のベッド、子供たちは新しい生徒への“挨拶”も忘れない。
窓の外で睨みを効かす軍人が、戦争を静かに物語る。
竹馬での遊び、空襲警報が続く中も防空壕で勉強を続ける熱心な教師。爆撃音が遠くで響く様子が怖い。
ピアノのレッスンでは、美しい女性が優しく教えてくれる。
空襲が続こうとも、ピアノの音色は度々響き渡る。
時々出入りする若い軍人たちもまた、寄宿生と年齢が少ししか違わない“子供”たちでもあるのだ。
森の中でのおにごっこは、まるで戦場を行くように描写される。今軍人として殺しあっている兵士もまた、彼らの様に遊びまわる子供時代があっただろう。
フランソワ・トリュフォーの「あこがれ」でも、そんな事をふと思ってしまうシーンがあった。
おにごっこの果て、洞窟の中に隠された探し物。
不安定な足場、徐々に暗くなる空の色が不安を煽る。
仲間と再会し一安心したのも束の間、薄暗い森の中には猪以上の獣も潜んでいるだろう。
そんな獣のように眼光を光らせる軍人に助けられるシーンは面白い。
食事の席で軍人たちが交わすやり取りが怖い。戦争はまだ終わらない。
劇中で流される「チャップリンの移民」でゲラゲラ笑う子供たち。俺もついツラれて笑ってしまう。
ピアノのカップルも口付けを交わす。
少年たちは戦争もなんのそので友情を深めていたが、その平和な日々は突然終わりを迎えてしまう。
ユダヤ人というだけで“別れ”なければならない悲しさ。
神父たちが「さよなら子供たち」と言い、壁の向こうに消えていくシーンが忘れられない。
すかあふえいす さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2017-06-15トランボ/ハリウッドに最も嫌われた男97.05点
エリン・ブロコビッチ96.92点
2017-06-06美女と野獣(2017)97.20点
2017-06-06LOGAN ローガン97.00点
2017-06-06ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス96.87点
2017-05-27見えざる敵87.00点
2017-05-27ドリーの冒険86.25点
2017-05-27これらのいやな帽子84.00点
2017-04-25アルジェの戦い98.00点
2017-04-24怪盗白頭巾 前篇97.00点
さよなら子供たちのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS