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| タイトル名 |
神の道化師、フランチェスコ |
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| レビュワー |
バッテリさん |
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| 点数 |
9点 |
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| 投稿日時 |
2004-01-16 21:33:29 |
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| 変更日時 |
2004-01-16 21:33:29 |
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| レビュー内容 |
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| 中世キリスト教最大の聖人アシジのフランシスコを描いた作品は何本かあるが、そのなかでおそらく唯一観るにたえるのがこの一本。モノクロの画面に登場するのは、どうやら本物の修道士たちらしい。これといった感情の起伏もなく、淡々と物語りは進む（いや、劇的な物語もあるのだが、この修道士たちにかかると淡々と、そして美しく描かれる）。フランシスコの接吻を受けたハンセン氏病患者が、そのまま何もなかったかのようにゆっくりと歩みゆく。その姿が画面から消えそうになったとき、彼はゆっくりと後ろを振返る。その視線が画面を観ているわたしにも突き刺さるようであった。 |
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