みんなのシネマレビュー
座頭市物語 - すかあふえいすさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 座頭市物語
レビュワー すかあふえいすさん
点数 9点
投稿日時 2014-12-20 22:08:51
変更日時 2016-08-26 06:18:01
レビュー内容
再見。
個人的に完成度はTVシリーズ、「喧嘩旅」あるいは「千両首」の方があると思うが、やはり本作を見ずして座頭市は語れない。
今回は「物語」をたっぷりと語る。居合抜きを拝めるのは36分以降、本当に一瞬を積み重ねて終盤の大乱闘まで流れていく。

桜の花見、客をマッサージする一人の男、雪が降り積もった街中、棒を持って手探りで先に進む「市」の姿、旅から旅に揺れて揺らされて揺り動かして、挨拶、梅の香り。
清水宏「按摩と女」にも武闘派の按摩が出てきたな。あの作品も座頭市シリーズに影響を与えているそうだ。

博打から始まる駆け引き、「めくら」と馬鹿にしといてまんまとハメられるヤクザ連中が面白い、無数のヤクザにまとめて喧嘩、死ぬも生きるも大博打、揉む人間が揉まれる、座ったまま正確に物を投げ込む。

釣り、耳、足音、魚の跳ねる音、のどかなようでヒリヒリとした出会い。釣り竿と市の顔が重なる。

鼻血も搾り取る喧嘩売り、目をつぶり抜刀の練習に顔が引きつる女性、座頭市も用心棒も「抜かない」と無駄な闘いを避けようとするが…名前を聞いて眼が変わる瞬間。

畳の一部かと思っものは杖となり、刃となって放られた蝋燭をたたっ斬る!
水辺に投げ出されたもの、釣り仲間への“おもてなし”、盃、死亡フラグ下っ端、闇討ちには返り討ちで、使者と鬼ごっこして“返答”。
忘れ物、おたねにたねブチこもうと太ももをこじ開けようとする兄貴、先に手を出したら負けよ。

感触、弔い、出入り、思わぬ知らせと食い物の恨み、川を突き進む船団、鉄砲を見て決める覚悟とやり取りから伝わる信頼。
贈り物 、薄野から市街戦へと突入、ヤクザも女子供も死んで死んで死にまくる修羅場、血反吐ぶちまけ、橋の上での一騎打ち!風だけが静かにないている。

虚しくもくたばり果てる命、船に積まれる死体の山、隠れ蓑、「馬鹿野郎ッ!」、開かれる酒樽と両眼、返されるもの、本当馬鹿なくたばり方しやがって…。

市の孤独な旅は続く。棒きれを握りしめ、果てしなく。

予告にあって本編にないシーンも必見だ。酒樽への一閃(本編では唐竹割り)、闇夜での一騎打ちと返り血。
すかあふえいす さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2017-06-15トランボ/ハリウッドに最も嫌われた男97.05点
エリン・ブロコビッチ96.92点
2017-06-06美女と野獣(2017)97.20点
2017-06-06LOGAN ローガン97.00点
2017-06-06ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス96.87点
2017-05-27見えざる敵87.00点
2017-05-27ドリーの冒険86.25点
2017-05-27これらのいやな帽子84.00点
2017-04-25アルジェの戦い98.00点
2017-04-24怪盗白頭巾 前篇97.00点
座頭市物語のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS