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ポセイドン・アドベンチャー(1972) - ESPERANZAさんのレビュー
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タイトル名 ポセイドン・アドベンチャー(1972)
レビュワー ESPERANZAさん
点数 8点
投稿日時 2011-03-12 07:13:08
変更日時 2011-03-12 07:15:24
レビュー内容
パニック映画の先駆けだったと思う。これ以降何本ものパニック映画を見ることになった。
映画には、二人の牧師が登場する。一方は、神を信ぜよ、信ずる者は救われるという普通の牧師ジョン。それに対し、自分自身が道を切り引かねば神も助けてはくれないという異端の牧師スコット。この二人の信念の違いがこの映画の最大のテーマとなる。
船が転覆したとき、クリスマスツリーを伝って上に登るか、そのまま動かず救助を待つかなどの判断がまさにそうだ。
スコット牧師のジーン・ハックマンはとても牧師には見えない、あたかも十戒のモーゼのようなカリスマ的な存在、それがまた良い。
結局は9人の男女が彼について行くのだが困難の連続、途中で3人が死に、最後にはスコット神父も・・・。
それまで私が見た映画(悲劇以外)で、主人公が死んでしまうというのはほとんどなかった。もう少しでたどり着くという所まで行っているのに・・・。最後はやはり牧師に戻ったのか。
映画ではアーネスト・ボーグナインのロゴ刑事がとても好きだ。売春婦だつた妻をこよなく愛し励まし、スコット神父とはことごとく対立しながらも惜しみなく協力をする・・・。そのほか、元水泳選手だったベル、これまた彼女がいなかったらスコット神父は助からず、生き残った者も船尾までたどり着けなかったのだ・・・。
このポセイドン・アドベンチャーは特に思い出に残る映画で、続編もリメイクも見ることになってしまった。
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