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タイトル名 |
魚影の群れ |
レビュワー |
keijiさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2010-05-29 11:35:12 |
変更日時 |
2010-05-29 11:35:12 |
レビュー内容 |
脚本は「セーラー服と機関銃」に引き続き田中陽造だけれども、相米監督もこのあたりで、ただの「ガキ映画」の監督ではないことをみせたかったんじゃないか、などと思う。力のこもった文芸大作、といえるのかもしれないけれども、相米監督のほかの作品にある、わけのわからない異様な高揚感は感じられない。背景音の入ってきかたが、この作品では作為的に感じられるシーンが多い。徹底したワンシーン・ワンカットだけれども、それが効果的なシーンもあり、そうでもなく感じられるシーンもある。主人公の緒形拳が北海道へ行くシークエンスが、いかにも田中陽造の脚本らしくていいけれど、それでもリアリズムが基調のこの作品の中では異質な感じ。 |
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