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タイトル名 |
タクシードライバー(1976) |
レビュワー |
シネマブルクさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2008-06-07 18:21:52 |
変更日時 |
2013-12-20 23:02:01 |
レビュー内容 |
初見で何が衝撃だったかっていうと、デ・ニーロのモヒカン姿だった。中でも鏡に向かって銃を構えるシーンなんかは記憶に焼き付いている。この作品が持つパワーは、それこそデニーロの存在感なくして成立しなかったとも思えるが、当時の社会背景を嫌味なく映し出している。若きデニーロ演じるトラビスの抱える心の問題、焦燥感は彼が生きてきた時代、街そのもの。自分の殻を破ること、時代を変えようと思うこと、他人から興味を持ってもらう事、彼の望みは、変えなければならないという強い思いが一番嫌いな暴力行為だった。一挙手一投足にそこに至るまでの微妙な変遷がみてとれる、そんなメッセージの込められた作品だと思う。 |
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