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タイトル名 |
スケアクロウ |
レビュワー |
すかあふえいすさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2014-12-16 21:44:11 |
変更日時 |
2014-12-16 21:44:11 |
レビュー内容 |
暴力とsexと死で溢れかえるアメリカンニューシネマの中でも、この「スケアクロウ」は一味違う。
確かに殴るわベッドインするわ死にかけるわの映画だが、暴力的というわけでもなく、雑な感じがあまりしない。
むしろさっぱりとした空気が流れている。 純粋なロードムービーなんだよね。
罪を犯して服役していたマックスは、心に傷を持つ複雑な男だ。 愛に飢えてる。 一方、ライオンはやや多重人格?なのか、何処かとぼけた人間。 そんなライオンも暗い影を持つが、常に前向きに生きている。
ライオンはマックスのような人間にとっての「かかし」だ。
「かかし」は動かない。 一種の「道化」でもあるし、カラスにつつかれながら畑を見守るのが役目でもある。 ライオンは道化師のようにマックスに語りかけ、彼を心の闇から救って守ってやりたいと何かとつっかかる。 そんな彼をマックスは煙たがるが、数々の笑いや困難を乗り越え、二人は硬い絆で結ばれていく。
そして今度はライオンが心の闇に苛まれていく。 マックスは義理堅い奴で、今度は自分が助けてやるんだとライオンを励まし続ける。
ただ、そんな二人に唐突に悲劇が舞い込む。 それでもマックスはけしてあきらめない。 ライオンがそれを教えてくれたから。 |
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