7.ミステリを読みまくってると、だんだん擦れてきてトリックやラストのどんでん返しで驚かされることなどほとんどなくなっていく。だからその点では点数は辛くなるのだが、この映画の面白さはそこではなく、弁護士、看護婦、被告の妻ら、登場人物達の舞台劇にある。よく出来た脚本、お洒落でユーモアのある台詞、巧みな演技で時間を全く感じさせない作品に仕上がっており、終わり方も爽やかで鑑賞後もすっきりとしている。現代の監督さんにもこのシンプルさを見習って欲しいものである。 【Nervous】さん 8点(2003-09-08 18:14:41) |
6.マレーネ・ディートリッヒすてき!!こんなに美しい女優さんがいたなんて。ミステリアスな雰囲気に魅かれてしまう。 【つっちィ☆】さん 8点(2003-07-03 22:25:12) |
5.ビリー・ワイルダーだから期待してたけど、予想以上に面白かった。だってあのラストは凄いっしょ!!あのラストにプラス2点!! |
4.ここで知り見ました。導入部や回想シーンは少しかったるいけれど、いざ裁判がはじまると目が離せません。最後の最後でのどんでん返しもなかなかでした。そしてそれ以上にキャストがすばらしい。 【せん】さん 8点(2003-05-02 11:14:10) |
3.前にどっかで書いたんですけど、こういうモノクロの名作って、なんか見るとき身構えちゃうんですよね。でもいろんな所に味のあるユーモアがちりばめられてて、素直に楽しめました。あのチャールズ・ロートン演じる弁護士は、すごいわがままで気難しがり屋なのにどこか可愛らしくて(僕もほかの多くの皆さんと同じくあの階段のシーンが好きです)良かったです。それにしてもあのラストはすごかったなあ。「どんでんどんでん返し」と呼びたい、個人的に。でも見終わって冷静に考えるとあのトリックはトリックのためのトリックっていう感じがしなくもないなあ。アガサ・クリスティって「そして誰もいなくなった」しか読んだことないけど、あれも冷静に考えるとちょっと無理やりな感じがするし。でもまあその辺は割り切って素直に楽しむほうが良いのでしょうね。それと皆さん指摘されてますが「情婦」っていう邦題・・・個人的には「おつむてんてんクリニック」とか「原始のマン」と同じくらい変な邦題。当時の映画会社はスキャンダラスで煽情的なイメージで売りたかったのかなあ?たしかにあの破れたズボンからこぼれる脚線美は魅力的だけど(56歳ってマジですか!?)、あそこだけだしなあ。今からでも「検察側の証人」に改題したほうがいいと思います。じゃないとせっかくのどんでんどんでん返しが充分生かされないし。ねえ? 【ぐるぐる】さん 8点(2003-04-26 15:17:14) |
2.一回目のどんでん返しは簡単に予想できたが、それから後の展開は全く読めなかった。終盤の呼吸の取りかたが鮮やかで絶妙。これぞワイルダーだ。ただしタイロン・パワー演じる容疑者はイギリス人という設定なのに、バリバリのアメリカ英語を喋るところが気になる。最大の欠点は邦題かな。地味すぎるし、この題名では法廷物であることさえ分らない。 |
1.原作のあっさりとしつつ衝撃の残るラストを期待していただけに、最後の怒涛の展開にやや驚きました。本作で初めてマレーネ・ディートリッヒを見たんですが、聞いていたところより断然よかったです。弁護士と看護婦さんの絡みも微笑ましいし、あの短編をよくここまでのものにしたなとラストを待たずとも驚嘆し通しでした。それとこれみてやっとシベ超の元ねたがわかりました。 |