5.時は現代。インタビューを受けている老紳士。満州のホテルでボーイをしていた頃に起こった、ある奇妙な殺人事件の思い出を語り始める・・・
第二次世界大戦が迫る満州、山下将軍はヨーロッパ視察を終えてシベリア鉄道で帰路についていたが、
鉄道爆破事故が起き、緊急的に近くのホテルに宿泊することになる。
突然の事故で混み合う満州菊富士ホテル。
伯爵夫人と義理の娘、芸者の女将、ドイツ帰りの女医、アジアの舞姫、戦争成金と奴隷で買われた小姐、
女たらしのスペイン大使館員(声:えなり)といわくありげな客たちと一泊することになった。
吹きすさぶ豪雨の一夜、赤い文字でつづられた”二二六”の不気味な脅迫状が予告する中、
成金紳士が鍵の掛かった部屋で何者かに殺される。
若き日の老作家、えなりを語り部に事件は思わぬ展開へ。あの前作に引き続き引き起こされるサスペンス密室劇。
よりスケールアップした舞台。歴史ロマンあふれる一大スペクタペ・・・ やめた~