1.主役二人の接点がほとんどないという、珍しい試みをしているロマンスもの。
狙いが面白く、男女の出会いってこんなものなのかも、とは思えるんだけど、
シナリオが今イチなのか構成が悪いのか、どうにも消化不良という印象の作品だった。
二人が絡むシーンがないので、当然のことながらそれぞれの描写にいろんな人間が絡んできて、
非常にわかりづらいことが一つ。二人を繋げるキーポイントの設定も、
話がなんか別方向に向いちゃって、ちょっと首を捻ってしまった。
そのくせ変に笑えるラブコメ要素があったりと、う~ん、どう鑑賞したらいいのか、
何か焦点がずれている、とにかく不思議な映画だった。