18.ソードフィッシュのトラボルトに触発されて鑑賞。彼の言うとおり素晴しかったです。銀行強盗なのに緊迫感もなく、どことなくコメディ調で淡々と流れ、行員だけでなくこっちまでお金手に入れてねと思い入れが入ってきたとたん、やはり銀行強盗、現実に戻ったら冷酷なまでの結末。昼間の眩しいまでの明るい映像と夜のサーチライト舞う冷たさを感じさせる空港の映像。そのコントラスト。ラストのアルパチーノの絶望とも後悔ともとれる表情は映画史に残ってもいいのでは思うほどです。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-06-03 16:21:26) |
17.久々に見てみると、とても面白かった。ハイテク機器に左右されない時代の銀行強盗。銃を出す姿も全然スマートじゃない。アル・パチーノはこのころ、ほんとにいい演技をしていると思います。感情の読めない相棒も印象的。 【のまっと】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-02-23 21:31:20) |
16.”銀行強盗”というテーマの映画は派手にドンパチやったり、緊迫したサスペンスになるパターンがすごく多かったのですが、この作品は”人間ドラマ”というところに焦点が置かれていたと思います。民衆が強盗犯に熱狂しているあたり、とてもリアリティーに満ちていました。 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-05-07 16:22:49) |
15.銀行強盗による篭城事件を描いているものの、緊迫のサスペンスと呼ぶには程遠い、奇妙な展開。緊迫感どころか、むしろ、登場人物の誰もが、なんとなく状況に流されてます。誰もこんな展開望んでないのに、誰にもどうにもできない迷走ぶり。いわば、この映画の主人公は、「この奇妙な状況そのもの」とでも言うべきか。「銀行強盗中」という異常な状況、本来「非日常」であるその状況が、ナントモ淡々と現実的に続いていくその一方で、「日常」であるハズの犯人の身の上がむしろどこか奇妙。アル・パチーノ演じる主人公が、チョット普通でない家族や愛人と長々と電話するシーン、これは彼にとっての「日常」なのだが、電話を終えてふと回りに目をやると、人質の診断をする医者の顔。まさにそこは「非日常」であるはずの「犯行現場」なのだけれども、まるで「日常」のごとく一見穏やかに、しかし問答無用に人々を押し流していく。「状況」に流されていく人々の無力さと、それを映画としてハタから眺める残酷さ・・・。それにしても、このふたり、やっぱり兄弟には見えないなあ(←それは映画が違います) 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-03-06 21:48:28) |
14.久しぶりにDVD借りてきて観たけど、この作品の頃のアル・パチーノは今とは全然、違う演技で観ていて楽しませてくれる。(最近のアル・パチーノには大いに不満)そんなアル・パチーノの凄みのある演技、これが本当の役者の演技というものだ!それに比べたら今のハリウッドの若手を中心とする俳優の演技など腐って見えます。そして、もう一人、ジョン・カザールの演技も忘れてはならない。そんな2人の見事な演技が印象に残る。シドニー・ルメット監督の相変わらずの力強い演出も見事なアメリカ的な光景を描いた秀作です。 【青観】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-10-29 18:35:47) |
13.BSの予告解説によると、妻や愛人との電話シーンは、かなり何回も撮りなおしたそうな。ソニーの体からたちのぼる、あのどうしようもない焦燥感は、監督の作戦の賜物だったのですね。OKの合図で泣き出したというアル・パチーノに今さらながら拍手をおくりたい。「dog day」が「夏のとても暑い日」だということを知った高校時代、あえてこの邦題をつけたセンスに感心したものでした。現在の配給会社はこの努力をあまりに怠っているのではないでしょうか。(「フォーガットン」はひどすぎる.......)ところで、キムタクの演技はこれのパチーノをかなり参考にしていると思ったのは考え過ぎかな? とにかく、役者ならこんな芝居を一度はしたいと思うんだろうな、というほどの名演。助演者も演出も見事の一言。まぎれもなく秀作。 【showrio】さん [地上波(字幕)] 8点(2005-06-03 14:48:02) |
12.淡々としながらも一本糸の張り詰めたような緊迫感のある演出。最後まで息を抜けなかった。アルの非凡ぶり、ただののスターではないということがよくわかる熱演。共演は「ゴッドファーザー」のフレド役を演じたジョン・カザールがいい味を出している。急逝してしまったのが非常に残念だ。 【ロイ・ニアリー】さん 8点(2004-03-08 01:12:30) |
11.ん!面白かった!!こういう雰囲気の映画って好きです。淡々と進む系。ってかアルが若くてカッコイイねぇw素敵です!熱演ぶりも凄かった!!軽い気持ちで観たのに、いつの間にか必死こいて観ちゃいましたよ。オバカな銀行強盗やね~(笑)アルに感情移入してしまったのは、監督の力量&アルの演技力の影響なんだろうなぁ...凄いお二人です。みなさんは、くれぐれもノープランの銀行強盗はやめましょう(笑) 【Ronny】さん 8点(2004-02-28 00:59:30) (笑:1票) |
10.大真面目だが、何かがどこかでずれてしまっている人々・・・。若さ溢れるパチーノがカッコいいです。小物役をやらせたら超一流のジョン・カザール、いい味だしてます。パーチノとの黄金コンビを現在60代同士で実現して欲しかった。惜しい・・・。 【犬】さん 8点(2003-10-30 02:25:23) |
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9.私にとってはワンセット物(?)のスタンダード。悪事なのだが、なぜか憎めない二人でした。焦りながら細長い箱からライフルを出すシーンが印象的。パトライトで終わる形も私にとってはスタンダード。 【チューン】さん 8点(2003-09-11 00:50:44) |
8.途中、冗長だったりする点もないではないが、若かりし(そんなに若くもないか)アル・パチーノの熱演が冴えに冴えてる。社会派シドニー・ルメットがこの事件の何を描きたかったのか、私にはわからないが、どこまでも希薄な人間関係、軽薄で残酷な大衆、節操のないマスコミ、全部を程よい距離感で語っている。蒸暑い夏の午後の負け犬達が、なんとも魅力的。 【poppo】さん 8点(2003-06-03 20:51:26) |
【5656】さん 8点(2003-06-03 08:37:02) |
6.殺しをする柄じゃないソニー、小心者でどこか危なっかしいサル、どう見ても銀行強盗をする器ではない。そこらへんの脆さを巧みに生かし、コミカルに風刺を利かせて描かれているから面白い。とくにサルが逃亡先にアメリカ国内を挙げるシーンはおおいに笑える。ほとばしる汗、刻々と変化する人間模様、12人の怒れる男に通じるシドニー・ルメット流密室劇の秀作だ。 【旅立ちの日】さん 8点(2003-05-26 21:38:13) |
5.アメリカ・・・東海岸の香りがする映画でした。Pacinoかっこいいし。AtticaってNYの刑務所の一つがあった場所らしいです。権力側が暴動を起こした囚人らを力でねじ伏せたという事件がそこで起こったと。 |
4.これぞ社会派の金字塔。ジョンカザールは映画の中で「肺がんになるからタバコは吸わない」っていうんだけど、彼は肺がんで死んじゃったよね。淋しかった。パチーノはすごすぎる。これほどの男、見たことないっていうくらいすごい演技でしたね。 【みんみん】さん 8点(2003-02-13 21:40:40) |
3.役者の演技を存分に楽しめる映画だと思います。アルパチーノはもちろん頂最高ですが、サル役のジョンカザールもさすがです。市警役のオーバーアクションの演技や、それと対照的なFBI役のクールな演技もグーです。話に派手なアクションこそありませんが役者さんの演技で映画にくぎ付けです。不思議なお間抜けさはコーエン兄弟をすこし髣髴させます。実はベトナム戦争で壊れた人の話???かも??。音楽が無いとは気づきませんでした。秀逸。 【撃っとこサマー】さん 8点(2002-12-28 16:56:59) |
2.ソードフィッシュ見てて題名が出たので、あっ!見てないや。と思ったから見ました。う~む。ソニー・・・奥さんがいながら・・・てかあんな五月蝿い奥さんなら気持ちもわからないでもない。普通なら長くタラタラと続くストーリだけどそれを飽きさせないパチーノの演技力。あの人は黙り込んでちゃいけないね。やっぱり喋りがあって演技力が光る役者だね。最後にあんなに協力的、かつ人情的だった人質が釈放された瞬間ソニーに対して無関心になったのって・・・人間って案外非情的なのね。あんなんだったら1人位殺しときゃよかったのに・・・そして、あんなに銃があって銃声がたった2発ってのも珍しい映画だな・・・ 【ハイスコア75】さん 8点(2002-08-14 11:53:19) |
1.アル・パチーノの名演で、見ている私まであの銀行の中にいるような緊迫感を感じました。アル・パチーノはそれぞれの映画で全く違った顔ばかり見せてくれて、いつも初めて彼の映画をみるような衝撃をうけます。今回は特に強い衝撃を受けました。凄い! 【もみじプリン】さん 8点(2001-12-07 18:52:52) |