わらの犬(2011)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ワ行
 > わらの犬(2011)の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

わらの犬(2011)

[ワラノイヌ]
STRAW DOGS
2011年上映時間:110分
平均点:5.12 / 10(Review 8人) (点数分布表示)
ドラマサスペンスリメイク小説の映画化バイオレンス
新規登録(2012-04-22)【8bit】さん
タイトル情報更新(2023-04-09)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ロッド・ルーリー
助監督ミック・ロジャース(第二班監督)
キャストジェームズ・マースデン(男優)
ケイト・ボスワース(女優)
アレクサンダー・スカルスガルド(男優)
ドミニク・パーセル(男優)
ラズ・アロンソ(男優)
ジェームズ・ウッズ(男優)
ウォルトン・ゴギンズ(男優)
アンソン・マウント(男優)
ロッド・ルーリー(男優)
木下紗華(日本語吹き替え版)
浦山迅(日本語吹き替え版)
原作ゴードン・M・ウィリアムス
脚本ロッド・ルーリー
サム・ペキンパー(オリジナル脚本)
デヴィッド・ツェラグ・グッドマン(オリジナル脚本)
製作総指揮ボー・マークス
特殊メイクゲイリー・J・タニクリフ(メーキャップ効果)
美術トニー・ファニング(プロダクション・デザイン)
その他ボー・マークス(ユニット・プロダクション・マネージャー)
ネタバレは非表示中です(ネタバレを表示にする)

【クチコミ・感想(8点検索)】[全部]

別のページへ(8点検索)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
1.かなり以前に鑑賞したオリジナル版はさして印象に残らなかったのですが、一転してリメイク版の本作には満足できました。IMDBでは厳しい点数がつけられている本作ですが(なんと、セガール作品と同等の評価)、要はオリジナルへの思い入れの違いでしょう。オリジナルをリスペクトする方々には改変部分が不評だったようですが、そうした思い入れが少なければ本作は「あり」です。映画の質は悪くないのです。。。
舞台はイギリスの片田舎からアメリカ南部へと移されていますが、南部のジメジメとした空気感、常識や正論が通用しない「悪魔のいけにえ」チックな閉塞感は観る側のフラストレーションを大いに高めます。ホイト保安官を参考にしているとしか思えないジェームズ・ウッズの大暴れは一見の価値ありだし、総じて教養がなく下品な街のみなさんの不快度数もなかなかのものです。彼らに対するは「X-MEN」のサイクロプスですが、彼はまたしても見事なヘタレ具合を披露。いちいち癇に障る優等生ぶりも実に絶妙で、「わらの犬」の主演にサイクロプスを選んできた監督さんはなかなか良いセンスしています。。。
なお、本作を理解する上で必要なのがアメリカの高校生活に対する理解です。アメリカには高校入試がないため、日本のように偏差値別の棲み分けがなされていません。闇鍋状態の高校ではアメフト選手とチアリーダーがヒエラルキーの頂点に君臨し、一方ガリ勉君達は最下層でイジメを受けながら3年間を耐え忍びます。しかし、高校を卒業すると彼らの立場は逆転。学生時代はスターだったアメフト選手達は底辺の肉体労働者となり、虐げられてきたガリ勉君はエリート社会の仲間入りをします。本作のもうひとりの主人公であるサムもまた、かつては街のスターだったものの今では細々と大工を営む貧乏人です。街一番の美人でチアリーダーだった元カノをガリ勉のもやしっこに奪われたことは彼にとって耐えがたい屈辱であるはずだし、いちいち癇に障るそいつの振る舞いにもイライラが募ったはず。そんな中で、街で一番常識的だったサムのフラストレーションも爆発するのです。「俺の人生はこんなはずじゃなかったんだ!」。本作は虐げられた弱者が牙を剥く物語ですが、肉体的に弱いもやしっこが暴力に目覚める物語であると同時に、社会的弱者が人生の勝ち組に攻撃を仕掛ける物語でもあるという、なかなか興味深い構成となっています。
ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 8点(2012-04-25 01:19:08)(良:1票)
別のページへ(8点検索)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 5.12点
000.00%
100.00%
200.00%
3225.00%
4112.50%
5225.00%
6112.50%
7112.50%
8112.50%
900.00%
1000.00%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS