蛇の道(1998)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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蛇の道(1998)

[ヘビノミチ]
Serpent's Path
ビデオタイトル : 修羅の極道 蛇の道(VHS)
1998年上映時間:85分
平均点:6.67 / 10(Review 12人) (点数分布表示)
公開開始日(1998-02-21)
サスペンス
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タイトル情報更新(2024-05-02)【イニシャルK】さん
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監督黒沢清
キャスト哀川翔(男優)新島直巳
香川照之(男優)宮下辰雄
柳ユーレイ(男優)大槻
翁華栄(男優)有賀
丹治匠(男優)少年(女の弟)
脚本高橋洋〔脚本〕
撮影田村正毅
製作大映
配給大映
美術丸尾知行
録音井家眞紀夫
照明佐藤譲
その他東京現像所(現像)
あらすじ
幼い娘を惨殺された宮下(香川照之)は復讐の為に容疑者のヤクザを監禁する。宮下に協力する新島(哀川翔)は、普段は「時間の逆流式」?などの高等物理を塾で教える謎の男だ。しかしその容疑者は別に実行犯の存在を主張する。二人は実行犯であるはずの別のヤクザを監禁するが彼もまた無罪を主張する。やがてヤクザの部下達が二人を探し出し…。事件の真相は?新島の正体は?シュールな世界観が漂う異色のホラー映画。
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2.有名な作品を何本も撮った黒沢清監督だが、この作品は比較的マイナーであるにも関わらず、かなり面白かった。
黒沢清監督の作品としては、隠れた傑作と言えるだろう。

哀川翔が、とてもいい演技をしている。
控えめな中に、とてつもない狂気を孕んでいて、それが最初から最後まで持続する。
サスペンスな中にも、ミステリー的な謎解き要素もあったりで、非常に面白い。

ただ微妙に分かりづらい部分があるのも確かで、スピーディにみせるタイプの作品だけに、もう少し分かりやすく作られていたら、更に傑作度がアップしたに違いない。

人間の持つ“復讐心”。
それを題材に、ここまで緊迫感を持たせながら、最初から最後まで飽きさせることなくみせる。
自分の黒沢清監督に対するイメージ、そして哀川翔に対するイメージが、非常に良い意味でくつがえった満足感アリ。

日本映画で隠れた傑作を探している方は、必見の作品!
にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 8点(2010-12-16 00:03:05)
1.塾?の先生である哀川翔がある生徒の答に対して「そんなことしたら空間が裏返って時間が逆に流れることになる」と言う。また奇妙な計算式を書くなかで「デュアリティを組み合わせて・・・」と言う。教室には花束があった。デュアリティ=二重性。生者と死者。教室にいた者たちは家族の誰かを亡くした者たちか、あるいは亡くなった本人たち?ラストシーンの香川照之の前に突然フッと現れた哀川と女の子を見てそう思った。どちらにしても哀川が非常に危険な人物であることは間違いなく、まるでゲームのように人がどんどん殺されてゆく様は背筋が寒くなる。ゲームのようにと書いたが、哀川は全ての主導権を握っているだけでけして楽しんでいるわけではなく、ただ無感情に全てをコントロールするだけ。まるで人間ではない何か。『地獄の警備員』の大男が「暴力」そのものだったように、哀川は「悪意」、、いや「復讐」そのものか。 死者はここではないどこかでは生者なのか。殺された娘はモニターの中で永遠に生きている。死者と映画の関係は、その後『蜘蛛の瞳』そして『回路』へと繋がってゆく。
R&Aさん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-06-14 18:52:06)
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【点数情報】

Review人数 12人
平均点数 6.67点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5433.33%
6216.67%
7216.67%
8216.67%
9216.67%
1000.00%

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