《改行表示》16.登場人物も少なく、激しくも静かに進んでいく。 主人公は自業自得だろう。それでも、その生き方しか出来ないこともよく分かる。問題は、彼には今後も明るい未来が描きにくいということだ。それが個人的な問題なのか、社会的な問題かは分からないけど。 【simple】さん [地上波(字幕)] 6点(2016-05-15 19:55:11) |
《改行表示》15.ときどきおっと思うところもあるけれど 全体を通してみると今ひとつ。 |
14.いつものぶっきらぼうな・人物にしか興味を示さないカメラワークは同じで、主人公が盗んだ箱を河に投げりゃ、カメラは箱を追いたくなるだろうに、投げた当人から離れない。箱を追わない。やたらカメラを振り回されるよりは嬉しい。救いようのない奴に救いはあるのか、という話で、ブニュエルの『忘れられた人々』に比べると詰めが甘いようにも思えたが、重いテーマではある。子供を売ったら妻にダメージがいくか、なんて考えっこない人物。弟分とオナラしたとかじゃれ合ってるのが似合いの人物。そいつが冷たい水に漬かって、弱って、逃げないでとか言われて、変化したのか。ワルに毎週金せびられるのに疲れ切ってもいた。分かりやすい理由は与えてくれない。ただぶっきらぼうなカメラが見たものだけを提示される。淡々と警察署へ面会に行くあたり、いい。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-10-06 09:16:03) |
13.バカ男を淡々と描いた映画。なんかドキュメンタリーみたいでテンションの低い時に見るといいひまつぶしになります。 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 5点(2013-08-25 18:40:29) |
12.ダルデンヌ兄弟の作品はどれも現実感がひしひしと伝わって好きですが、これは特に良かったです。彼女と一緒に暮らしている住居を金のために勝手に一週間も人に貸したり子供を簡単に売ったりするような子供のままの主演の青年の頭の中はどうなっているのか? 【白い男】さん [地上波(字幕)] 8点(2011-05-25 08:44:34) |
11.別に面白くはなかったけど、シュールな映像に惹かれてけっこう観れました。ひたすら現実を描いたという感じで、メッセージ性も何もない気がします。あとは自分で考えろということかな。唐突なラストにも少し驚きました。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-05-16 23:57:51) |
10.若者の精神年齢が下がっているのは日本だけではないんだなぁ。とはいえ、いきなり生まれたての自分の子供を売るか? しかも嫁に「また作ればええやん!」なんて普通言うか? 嫁も嫁でちょっと社会人としての常識に欠けるところがあり(つうかこんな旦那を選んだ時点で既にどうかしてる)、観ていてひたすら辛い。でも逆に、そのバカ同士がお互い途方に暮れ合うラストはよかったです。 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-06-09 16:49:01) |
9.これはすごいな。何の飾り気もないくせに最後まで魅せられた。相当暗いし、共感できる登場人物なんて皆無なのに、「で、次はどうするんだ?」という好奇心が先行した。あまりこういう社会派の映画は見ないので評価の仕方は正直わからないが、監督の力量は大したものだと思った。 【馬】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-05-26 15:53:13) |
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8.この映画を素直に面白いと感じたのは自分が成長したからだろうか?2年以上前にロゼッタを鑑賞したとき、その淡々とした内容に退屈せずにはいられなかった。しかし同時にダルデンヌ兄弟にとても大きな興味をもった。この映画も淡々としているが、退屈には感じなかった。演技に迫力があり、まるでドキュメンタリーを見ているような錯覚に陥るほどである。(赤ちゃんがあまりに泣かないのは違和感あったが)今度はロゼッタも再鑑賞したい。 【こまごま】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-03-24 00:43:30) |
7.フランスの文芸映画は私には肌に合わないものが多く、この映画も観るかどうか躊躇しましたが、これは楽しめました。なんか、妙に現実的というかシュールなんです。特にスクーターでひったくりを犯した後の逃亡劇の一コマ一コマがよく出来ている。オーシャンズ11や24なんかを観ていると、映画の世界だなぁ、テレビの世界だなぁって思うわけですが、この映画はとことん現実的。まるでドキュメンタリーを観ているかのような、ある意味「映画らしくない」ありきたりのシーンの連続なのですが、それでいて退屈しないのが凄いわけです。唐突な終わり方にも意表を突かれました。 |
6.主人公の行動が全く理解できず、こういった何も考えてない人を描いた映画はやっぱり苦手と再認識した。こんな相手を好きになって子供を作ってはしゃいでいた女の気持ちもわからないし、最後の涙も何に対して流したのかわかったもんじゃない。 【HK】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-02-08 01:16:58) |
5.手持ちカメラに音楽無しにしたら、芸術性とやらがアップするとか思ってないか? 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2006-12-13 19:24:04) |
4.『イゴールの約束』のイゴールを演じたジェレミー・レニエが立派な大人になってダルデンヌ兄弟の映画に帰ってきた。と思ったらどうしようもない青年。その場しのぎの短絡思考。困ればとりあえず妻のいるアパートへ行く。行ってどうなるわけでもないし、実際妻には会えないのだが何度も行く。要するに子供。根は悪い奴ではない。それは仲間の少年の足を必死でさする姿にも見て取れる。この映画はけして「大人になれない子供」の原因を追究してはいない。しかし孫が出来たというのに喜ばない青年の親から想像させるものは、生きるだけで精一杯の社会の底辺の実情である。ダルデンヌ兄弟は常に社会の底辺を撮る。そしてドキュメンタリー映画以上の現実の露呈を試みる。それが彼らの映画である。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-11-02 14:19:53) (良:1票) |
《改行表示》3.これがパルムドール?ちょっと納得いかないですね。ケチをつけるところが特別あるわけではないけれど、逆に絶賛するところもないと思いました。 まあこの映画が良い悪いは別にして、主要な映画賞はいつもこんなんばっか選んでますね。いい加減その選考基準に疑問を持て。彼らは「どんなジャンルの映画も公平な目で観てますか?」と聞かれたら何と答えるつもりだろう。 【ばかぽん】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-08-28 02:15:44) |
2.あんまり乗れなかった。この映画のような出来事がこの国では起こっているのだ、という主張はわかる。でも単にそれを出来事としてだけ驚愕するのなら、NHK様が作るドキュメンタリーで事足りる。それにタルデンヌ兄弟が昇華してきた擬似ドキュメンタリーの方法、つまりフィクションとドキュメントを混在させようとする考え方がそもそも疑問。そんなにこだわる割には、ラストでしっかりドラマしてるし。この映画の主題の1つとなる「子供を捨てる子供」は、本当ならもっとグロテスクなものだと思うし、さらにそういう異常な事態を日常として描く時、それは突き抜けた恐ろしさを持つ映画になり得るような気がするが、結局そういう要素はヒューマンドラマに殺され、救いに落ち着く。その結果優等生の映画の典型になってしまったように思う。 【Qfwfq】さん [映画館(字幕)] 5点(2006-06-05 22:12:55) |
【たま】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-12-28 19:41:21) |