悪と仮面のルールのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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悪と仮面のルール

[アクトカメンノルール]
2017年上映時間:138分
平均点:5.25 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-01-13)
サスペンス
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キャスト玉木宏(男優)久喜文宏
新木優子(女優)香織
吉沢亮(男優)伊藤亮祐
尾上寛之(男優)
中村達也〔男優・1965年生〕(男優)久喜幹彦
光石研(男優)探偵・榊原
村井國夫(男優)久喜捷三
柄本明(男優)刑事・会田
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【クチコミ・感想】

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2.中高生くらいまでは私も、特定の作家の小説を片っ端から読むような事をしていたのですが、それ以来、特にどの作家に入れ込むこともないまま久しく、それが最近になって「この人の小説であればどれでも読みたい」と思わせてくれたのが、中村文則氏。 この「悪と仮面のルール」も、心に刺さりました。物語としては破綻寸前の危ういところまで攻めていると思うのですが、氏の筆力が支えとなってバランスを保ちながら、独特の小説世界を作り上げています。 映画を作ることの、難しさ。小説をまるまるコピーするように映画を作ることはできないから、当然、割愛される部分はあるし、アレンジも加えられる。一人称で語られるこの小説では、主人公の感覚――温度であったり音であったり臭いであったり――が繰り返し織り込まれ、「このことを覚えておこう」という現実認識も再三、描かれますが、こういう手法は映画には不得手かもしれません。また映画としてのまとまりを考えれば、各登場人物が物語の中で持つウェイトも変更され、例えば小説のラストシーンが映画では省略されたりもする訳で。 何より、映画では、過去のパートのウェイトが下がっているように感じますが、これは果たしてこの物語に対し良かったことなのかどうか。原作と映画と単純比較する愚は犯したくないとは言え、やや、作品の「弱さ」に繋がっているように思えてしまって。 しかし問題はむしろ、原作との違いではなく逆に、「変に原作を網羅しようとしてませんか?」というところあって。申し訳程度に入れた描写、原作未読の方に本当に伝わっているのかが心配になってきます。例えば、少年時代の主人公が瓶の中に何を貯めていたか、画面から汲み取れましたでしょうか? 物語において母の存在のウェイトが下げられている(父と母との関係も含め)ことを思えば、他のものに置き換えて描写するのもアリだったかも(少女が主人公のすべてを受け入れることさえ描けていれば)。 あるいは例えば、『JL』というグループがどんな無意味なテロをやっているか、映画から汲み取れましたでしょうか? 終盤、「ヘアバンド」のプレゼントが出てきますが、これは納得いただけましたでしょうか? そもそも、ですが、セリフで「じゃ」という言葉を聞いて、すぐに「邪」という漢字が浮かびましたでしょうか? 大きなお世話かもしれませんが、いろいろと心配に。 という、原作からのピックアップがやや断片的でつかみ取りづらくなっている中で、またさらに、セリフも比較的感情を抑えて小声になることが多い中で、劇伴が鳴りすぎるせいでセリフが聞き取りづらい場面があり、こういうのは興を削いでしまいますよね。この辺り、もう少しうまくやっていただけたら。 玉木宏はこの難しい役を、見事にこなしていたと思います。
鱗歌さん [インターネット(邦画)] 6点(2024-06-02 09:58:26)《新規》
1.興味深い登場人物はたくさん出てきますが、話自体がよくわからないのでもったいない感じです。あと映像がなんか奥行きがなくてテレビっぽいのが弱点です。それと主人公が好きになる女の子が、大人になると美人になりすぎです。
紫電さん [DVD(邦画)] 5点(2021-11-28 15:37:08)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 5.25点
000.00%
100.00%
200.00%
3125.00%
400.00%
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6125.00%
7125.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 3.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 3.00点 Review1人
4 音楽評価 3.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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