2.まず思ったこと、フランス映画に出てくる男優ってなんでみんなハンサムじゃないの?いまにして思うとアラン・ドロンが奇跡だったのかもしれない。カメオ出演のジョニー・デップはス・テ・キ。役作りしてるジョニーじゃなくて普段のジョニーでした。フランス語も聞けた!!映画のほうなんですが、コメディではあるけどそこはおふらんす映画なので、メリハリあってケラケラ笑えるというものじゃないです。どことなく甘ったるいのね。オープニングのあたりはブツ切り感があって、見ていてなにか不安だったけど、後半にいくほどによくなっていったかな。結婚して10年くらいたった夫婦の日常といいますか、すったもんだがあったけど一応表面的には取り繕って休戦、みたいな感じ。まあ、こんなもんでしょ。たぶん浮気はなくならないし、男と女なんて死ぬまで小競り合いを繰り返しながら生きていく。女がさじを投げた時が「Fin」。これが一般的というところでしょうか。とりわけフランス人にとって恋愛はなくてはならないもののようですし、大統領からして愛人の子の存在を問われ「いるよ、それがどうかした?」と言ってのけるお国柄です。
仲良し3人男の会話がわりとリアルで面白かったけど、マヨネーズやらケチャップやらかけあうシーンはちょっとシラけた。あのあとどうやって部屋を掃除するんだと、そっちが気になった私です。シャルロット・ゲンズブールはナチュラルな感じでいいね。お母さんのジェーン・バーキンのほうがシャープな雰囲気だけど口元がよく似てる。