49.久々に2回観た映画。現実世界を良質のふるいにかけて、残ったものを美しい色と素敵な音楽で味付けした感じでした。苦味も甘味もしょっぱさもいろいろ入っているけど後味はなぜかとてもすっきりしています。ごちそうさまでした、という感じ。 【クリロ】さん 9点(2004-04-25 19:35:22) (良:1票) |
48.この映画のことを思い出すとほっとする。過去をなくした男の素朴な生活や、気になる彼女とのデートなど、どれもささやかだけど幸せなにおいがする。ハンニバル、こいつも素朴な犬でかわいかった。気持ちがささくれ立っているときに見るといいかもしれません。今年一番しみじみと「良い映画だったね」と言える一本。 【のはら】さん 9点(2003-12-30 03:12:52) (良:1票) |
【戦慄の右クロス】さん 8点(2003-11-12 12:07:48) (良:1票) |
46.登場人物の押し殺した表情から滲み出る喜怒哀楽の感情に味わい深さがありました。特に人生を後ろ向きに進んでおとし前をつけた強盗犯のエピソードが印象深く、作品全体から監督の押し殺した思いも滲み出ていました。 |
45.なんてゆるい映画なんだろう。主演も中年のおじさんおばさん、それに加えてあまり感情を表わさず無表情で棒読み。それなのに見た後のこの後味の良さはなんなんだろうか。やはり映画は奥が深い。 【akila】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-02-21 21:14:13) |
【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-04-15 22:43:32) |
【ケンジ】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-01-25 23:09:14) |
42.暴漢に襲われる冒頭からは想像できないような、どこか微笑ましく、どこか懐かしいようなストーリー。2002年の作品とは思えないような哀愁だったり、ハリウッド映画にはない深い味わいが映像と音楽から感じ取れる。フィンランドについて詳しいわけではないが、とても人情味溢れる作品。脚本もうまく作られたという感じはしないかもしれない。スタイリッシュなロマンスでもないかもしれない。でもそれが逆にプラス。 【Andrej】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-11-20 05:41:20) |
41.面白かったです。アイデンティティとは果たしてなんなのか、そして社会において本当に過去が必要なものなのか、今を生きることの素晴らしさを感じました。 独特の色彩感覚やだらけた感じ好きです。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-07-20 00:05:32) |
40.相変わらず、素晴らしく静かな映画。誰も感情をあらわにしないでしゃべりますが、無感情ではないんです。無表情だけど、無感情ではないんです。淡々としていても退屈ではないという不思議な映画。良いセンスしてます。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-01 15:02:03) |
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【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-10-12 17:02:16) |
38.音楽良。特にバンドのロックな曲。曲もシーンも好きです。でもストーリーがなあ。世の中こんなに甘くないでしょ。主人公は助けてもらった人達にもっと感謝しなきゃあかんでしょ。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-09-04 23:02:21) |
37.7月にしては空が澄み渡り、秋を感じさせるような美しい月が出た晩に鑑賞。そして、そんな夜によく合う作品でした。ショッキングな冒頭から記憶を失ったことにより、行く当ての無い天涯孤独な存在になってしまった男。でもそんな男を貧乏なはずの住民たちが手助けをし、少しずつ生活を向上させるといったそんな話。登場人物や背景はどうしようもなく現実的なのに物語はどこか空想的に進む。そんなところが現実を生きる者にささやかな希望を感じさせるのかも知れない。本当は北欧や東欧の人が見ればより感慨深いのだろうけど、昭和生まれの僕にも、人間っていいな~と思える。たまには苦み走った大人の恋というのもいいもんだよ。どこか「バクダッド・カフェ」のようでもあり、コーエン兄弟の映像のようでもありました。グレートデンのような女所長の歌やロックに目覚めたバンドが奏でる音楽も良かったですよ。 【カリプソ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-07-24 20:50:11) |
36.記憶を無くす、名前を無くす、過去を無くす。それは、自身の存在証明を無くすこと。なーんて言ってたりすると、つい、安部公房の『壁-S・カルマ氏の犯罪』とか『燃えつきた地図』を思い出しちゃうんですけども。しかしこちらは映画作品。過去を失い帰属を失い、ただ「現在」のみを生きる主人公の姿が、映画ならではの語法で描かれております。それは、彼を取り巻く冷徹な「視線」。いささか戯画化された登場人物たちの立ち居振舞いにおいて、表情というものが徹底的に抑えられ、その中で強い印象と緊張をもたらすのが、主人公へと注がれる、他者たちの冷たい視線の数々。その視線は主人公を通じて我々にもブスブス突き刺さってきて、ナントモ居心地のわるーい映画体験になっております。しかし、結末はいかにも「ものがたり」らしく、ユメのあるまとめ方、実に心憎い。拍手!! 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-04-12 23:15:20) |
35.蟹江敬三さんと岸田今日子さんの濃ゆいオトナの恋に心ワシ掴みされました。音楽も最高ですね。 【ふぉんだ】さん [DVD(吹替)] 8点(2007-04-06 18:56:06) |
34.ゆるいユーモアに包まれた映画で、こういう感じって邦画にもあるよなと、妙な親近感を感じる。極端に表情を抑えた演出がこのゆるいユーモアによくあっている。ユーモアだけでなく、設定もストーリーもゆるく、悪く言えば適当なんだけど、この作品に限ってはこれでも許せる感じ。おっさんとおばはんの恋愛劇というのも風変わりで良いです。 【MARK25】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-01-09 23:12:21) |
33.言葉の無いラブストーリーがたんたんと流れていく。イルマの流す涙も音を立てずに流れ落ちる。そっと後押ししたくなるようなほのぼのさ。好き嫌いが分かれる映画だと思う。もちろん大好き。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-06-09 08:34:54) |
32.(↓)「不思議な魅力がある」というのは認めますが、その魅力をどう受け止めて良いのかが私には判りませんでした。正に不思議な魅力。この飄々とした感じは独特ですね。結構酷い目に合って記憶喪失になったこの男が、その後、ほとんど生活に困らないのが凄い。何処の誰かも判らないのに、家を借りるのも職に就くのも非常にイージー。フィンランドって、こんなに緩~いお国柄なんでしょうか? また本人も、記憶を無くしたのに「ま、いっか」程度の受け止め方。もし自分のアイデンティティを巡って苦悩しないで済むんなら、私もいっそ全ての過去を無くしたいです、5点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-05-13 00:02:53) |
31.不思議な魅力をもった映画。記憶をなくしてしまった結果、人生が好転していくってなんとも素敵やな~ でもこれって今まで築いてきたものってなんだったんだろうってことにもなりますよね。今を素敵に生きろってことなのかな。映画の雰囲気で語ってる感じが良いです。 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-03 22:25:45) |
30.主人公の男は最初から記憶を失っていなかったと思う。暴漢たちに頭を叩かれたことを、逆に利用して記憶喪失のフリをしていたと考えます。 この映画のタイトルを変更するなら、ズバリ「ピアノマン」が良いでしょう。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-09-19 18:40:01) |