5.おっ黒沢年男ニット帽被ってない!わっ小倉一郎の若い時ハーレイ・ジョエル・オスメント君そっくり!なんておふざけはここまでにして感想を言わせて頂ます。これはね凄まじい傑作ですよ。ただの傑作じゃないんです。凄まじい傑作なんだわこれが、一見、暴力礼賛映画・やくざ賞賛映画に見えるかもしれませんきっとそういうイメージで未だに見ていない人も多い事でしょう。しかしそれは損ですよ!この映画(シリーズ)程暴力の恐ろしさ、怖さ、そしてそれから逃げる事もなくより凶暴により凶悪になっていく人間の愚かさ、虚しさがここまで細かく丁寧な描写で描かれている映画は、中々ないと断言します。武田と広能の最後の会話なんて虚しすぎます。若い衆は親分の為にと死に急ぎ、親分は私腹を肥して生き延びる・・・バカらしい!!(でもそこが好き)。それにしても金子信雄さんは名優だったんですね。俺の中では、東ちずるさんの横でニコニコ楽しそうに料理作ってるおじいちゃんというイメージしかありませんでした。