1.《ネタバレ》 これって、徳川モノ(江戸時代モノ)の異常性愛シリーズの中じゃ、いまいちでしょう。
“いれずみ”という題材だけで一本撮るのは、ネタ的に厳しいんじゃなかろうか。
『徳川女系図』『徳川女刑罰史』『残酷・異常・虐待物語 元禄女系図』と、この頃は石井輝男監督も立て続けに同系統の作品を撮るが、この作品で江戸時代異常性愛絵巻はネタ切れとなってしまった。
本作よりも、上述の三作品の方が、扱っているネタもバラエティ色豊かだった。
だが本作は、“いれずみ”ネタが最初から最後までひっぱられ、異常というより、単にいれずみ映画(?)になってしまっているのだ。
正直後半は、飽き飽きして長く感じてしまった。
それにしても、橘ますみは本作でも魅力タップリであった!
橘ますみほどエロかわいい女優さんは、他にはいない。
現代においても、もちろんいない。
橘ますみという可憐な女優さんを観るためだけに本作を鑑賞したとしても、それはそれでアリだろう。