1.話は軽いノリの刑事モノにありがちなパターン。
「どこが激辛やねん。」と突っ込みを入れたくなる、ベタで大甘なギャグの連続でコメディとしては「しょうもない」という評価が妥当です。
しかしどうしたことかこの映画、アクションシーンになると急にテンションが上がる。
カーアクションや銃撃戦はどれも本格的で比較的丁寧作られているし迫力満点。
特筆すべきは密輸団のボスを演じたブラッキー・コー(本作の監督・アクション指導兼)の凄まじい威圧感で、カリー&ペッパーを見つけると些かの躊躇も無しにショットガンをブッ放す様はマジで恐いです。
クライマックスの船上を舞台にしてのカリー&ペッパーVSコーの一騎打ちは“痛さ”がストレートに伝わってくる壮絶さで見ごたえあり。
しょーもない刑事コメディものだと舐めてかかると痛い目見るかもしれんです。(結局どっち?)