1.《ネタバレ》 ジョヴィナッツォ兄弟によるほぼ自作自演映画。最初から最後まで何かしら汚れている主演俳優もそれはそれで珍しいけどとりあえず出てくる奴全員クソで普通の奴が誰一人として存在しない、というか映画全体が暗黒というか絶望というか希望が何一つない町を描いてるので町自体がクソでした。ベトナム帰還兵を描いてる映画は色々とあるけど安っぽさが逆にリアルで倫理なんてクソくらえ的な見事な奇形児登場でもうぶっ飛んでますが街をウロチョロしながらPTSDに悩みながら行動している主人公をずっと見てるのはちょっとしんどい。仕事もない金もないもうすぐ家もなくなるというのに子供二人目妊娠かい!!というツッコミは置いといて神と化したフランキーがラスト10分はある意味トロマじゃないと映像化できねえだろレベルですがちょいちいナレーションだったりベトナム時のバックグラウンドが入って心理状況とかが伝わりやすかったのでそこはよかったです。銃を振り回してオラオラする映画ではないですがずーーっと陰湿で鬼畜で人間よか犬の方が幸せそうに過ごしているショットは少し衝撃的だったかなと思います。こんな映画テレビで放送不可能すぎて逆にDVDや配信で見れるのがほんといいですね、はい