1.《ネタバレ》 平成から令和に元号が変わるのに合わせ、ダンスを踊りながら曲を作る。
その過程を描いた内容。
登場人物たちがみんな個性があってどこか変なのだけれど、だけどみんな真剣にダンスをしながら曲を作ろうとしている。
くだらない内容にも思えるのに、みんな真剣に取り組んでるものだから、なんか応援したくなってくる。
都会で懸命に生きる若者たちに勇気を与える映画。
みんな孤独をどこかで抱えつつも、みんなの気持ちが一つになった時、孤独なんかじゃない、そこには一体感と感動がある。
心が躍動する瞬間がある。
言わずもがな伊藤沙莉の存在感とハスキーボイスは健在。
最初はその場に馴染めずやる気は乗らずも、懸命に頑張る仲間に少しずつ感情が乗っていき、最後は仲間と一緒に感極まる、そんな気持ちの動きを見事に演じていた。
どんな事でもいい、真剣に取り組んでいれば何かしら得るものはある、そんなメッセージが伝わってくる作品だ。