10.映画や漫画の中でしか考えられない話が現実に行われていたという事にまず驚きを隠せない。はっきり言って、時代背景を考慮しても、実行に移した権力者は単純で幼稚としか言いようが無い。一番の問題は、死刑囚の弱みにつけ込んで、自分の手を全く汚そうとしなかった点である。監督もそれが言いたいのだろうが。また、この映画を観ると計画が成功するとはとても思えないのである。根性だけで暗殺出来れば世話がなく、一番難しいのは無事に目的地まで行き、如何に目標に到達するかであり、それには高度な知識と状況判断が必要の筈である。”根性試し”はあっても教育するシーンは皆無であった。次に指導員が多すぎる。最初は一緒に戦うのかとも思ったが、それが違うとなれば味方同士で殺し合うことは目に見えていた。プロの兵士をそのままグリーンベレーの様に育てた方が速いだろうし、秘密を握る人間は少ないに越したことは無い。この映画は、結局役者の熱演に助けられたと感じる。どの役者も目がギラギラしており迫力に圧倒された。名前は分からないがなんとなく日本人役者と似ている俳優が多く、私は親しみやすかった。 【まさサイトー】さん 7点(2005-01-23 23:44:42) |
9.最近の韓国映画さすがですね。長さをまったく感じませんでした。しかしひどい話ですね。 【かじちゃんパパ】さん 7点(2004-12-27 08:35:05) |
8. 『初恋のきた道』と同じくらい、人が走っている映画を見ました。もっとも、向こうはかわいい女の子でこちらはゴツイおっさん達でしたが。 大杉漣&斉藤洋介あらため、ソル・ギョング&アン・ソンギお見事。アン・ソンギの重厚な演技、もう大好きです。訓練兵たちを思いながらも上からの命令には逆らえない状態で、ああいった行動に出たという苦悩が伝わってきました。 それにしてもこれが史実に基づいているというのは驚きです。ほんの40年位前のお隣の国で、死刑囚から暗殺専門の軍隊を作るなんていう小説めいたことがあったとは。 【暇人】さん 7点(2004-12-10 16:17:43) |
7.《ネタバレ》 狂気の中の正義などある訳がない。そして、あってはならない。引くに引けない狂気は、暴走してしまうからだ。時代の変化から置き去りにされた「命」ほど、哀しく、空しいものはない、そんな印象を受けた。「生きる」とは?。「命」とは?。「国家」とは?。「安全」とは?...。人柱となった彼等を、今、映画という媒体で「伝える事」ができた韓国の人たちにとっては、まぎれもない英雄だと思う。そして、まぎれもない、戦争の犠牲者である...。国に、時代に翻弄された31の命...。平和の尊さを知るには十分な作品である。 【sirou92】さん 7点(2004-12-09 01:31:07) |
6.見て損はない映画です。ただ、これだけ小説よりも奇な実話なのだから、もっと上手く魅せることが出来たんじゃないかな。勢いで、押し切ってしまっている印象を受けました。 【IKEKO】さん 7点(2004-11-24 23:22:47) |
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5.金日成暗殺計画中止まではなかなか面白かったが、その後パワーダウン。でも最後の方でまた持ち直して結果なかなか良かった。 【アルテマ温泉】さん 7点(2004-11-21 00:00:17) |
4.実話を下にしているということで期待していたのだが、前評判の割りにいまいちだったかなあ。囚人から訓練兵になった主人公たちより、三人の教官が訓練兵抹殺の命令を受領した後のそれぞれの対処の違いが面白かった。ものわかりがよく、訓練兵に同情的な教官が平然と抹殺命令に従い、きびしく鍛えた鬼教官が自分の部下として扱おうとしたり。けっこう、実社会もこんなものかもしれませんなあ。 【ジブラルタの星】さん 7点(2004-11-08 21:09:52) |
3.ストーリー設定がスゴイ!実話だけに説得力があるし、歴史の非情さを感じざるを得ません..本作を一言で言うと “究極の選択!” ですね..映画としてもそこそこの出来ではないでしょうか..(ラストあたりはもう少し脚色を抑えた方が良かったかな..) しかし、いつの世も“政治”というのは、身勝手で理不尽だ!.. 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2004-10-25 18:56:51) |
2.あつーい映画でした。「特攻大作戦」から「アルマゲドン」までならず者部隊の映画は数あれど、これほどに熱いのは他にはありません。ハリウッドクラスの技術を用いてド演歌をやるってのが韓国映画の特徴ですね(けなしてるわけじゃありませんよ)。前半は素晴らしかったです。地獄の訓練やその中で成長していく兵士の姿が熱くさせました。しかし中盤以降は一気にペースダウンし、さらに韓民族ならではの熱演がかなり胃に重くなってきました。とはいえ、この映画にはそれ自体に熱い闘志がみなぎっており、件のもたつきすら製作陣の息吹のように感じます。脚本上の計算や、演出的な効果を狙ったのではなく、製作側が心で作った映画なのだと思えるんです。これぞハリウッドが失ったものであり、代わって韓国映画がそれを復活させようとしているのかもしれません。香港も「インファナル・アフェア」を生み出すまでに成熟しているし、それにひきかえ日本映画ときたら・・・。 【ザ・チャンバラ】さん 7点(2004-07-02 01:17:36) |
1.《ネタバレ》 冒頭から任務に向かうシーンまではとてもテンポも良くグイグイ引き込まれていきましたが、任務中止で島で待機してる所からテンポが悪くなり冗長に感じました。上からの部隊抹殺命令を知って684部隊が蜂起する所は何かあっけなく思えました。中盤のダラダラの部分は省いてもっと蜂起に至るまでの部隊員のそれぞれの葛藤、苦悩をもっと丁寧に描けば激しい銃撃戦やラストの自爆がより悲壮感が強まりもっと私の胸に迫っていたかもしれません。あと後半で特に見られた大仰な演出と音楽の連続で逆に一歩引いてしまいました。色々と惜しい一作ですが俳優さん達の迫真の熱演に+1点。 【まりん】さん 7点(2004-06-27 13:08:11) |