THE FIRST SLAM DUNKのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

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THE FIRST SLAM DUNK

[ザファーストスラムダンク]
2022年上映時間:124分
平均点:8.17 / 10(Review 41人) (点数分布表示)
公開開始日(2022-12-03)
公開終了日(2023-08-31)
ドラマスポーツものスポコンもの青春もの学園もの漫画の映画化CGアニメ
新規登録(2022-11-17)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2024-05-14)【イニシャルK】さん
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監督井上雄彦
木村昴桜木花道
三宅健太赤木剛憲
坂本真綾赤木晴子
松田健一郎野間忠一郎
稲田徹堀田徳男
宝亀克寿安西光義
塩田朋子安西夫人
瀬戸麻沙美彩子
園崎未恵宮城カオル
かぬか光明河田雅史/河田美紀男
島袋美由利宮城リョータ(少年期)
鶴岡聡野辺将広
原作井上雄彦
脚本井上雄彦
音楽武部聡志
制作東映アニメーション(アニメーション制作)
配給東映
作画井上雄彦(キャラクターデザイン)
録音鶴岡陽太(音響監修)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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123
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21.《ネタバレ》 スポーツに限らず敵を倒すという設定で大事なことはいかに相手が強大か、その点で山王ほど相応しい相手はいない。憎らしいほどに強く普通はオールコートで20点以上差をつけられたら絶望的であとは試合をコントロールされて終わり。
流川は沢北にあしらわれ宮城も深津に苦しめられる。この作品では宮城の生い立ちに焦点が当てられ桜木の出番は少ないがそのくらいでちょうどいいかも。
原作は2~3度読み返したが「みっちゃん!」のところでいつも泣いてしまう。笑
素晴らしいアニメであり読むたびに泣けるなんて他にない。なんといっても好きなシーンは最後のブザービーターではなく、その前の沢北のジャンプシュート。湘北を絶望に叩き落すシーン。
原作でもかっこよかったが、アニメではさらにx10のカッコよさ。あのシーンだけでご飯何杯でもいける。
正にジョーダン級。いやハーダウェイか。
あれ、通路で澤北が崩れ落ちて号泣するシーンて原作にあったっけ。皆泣きながら引き上げていくだけだったような。
クルセイダーさん [映画館(邦画)] 10点(2023-03-23 16:31:20)
20.《ネタバレ》 最高だった。
始まりから終わりまで、見たこともあるし、結果を知っている試合なのに、固唾をのんで見守った。
この数十年のいろんなものをひっくるめて、自分にとっては、今後何を見てもこれを超える映画はないかもしれない。
ブラック武藤さん [映画館(邦画)] 10点(2023-03-22 22:23:19)
19.原作未読、TVアニメ版はなんとなく観てはいたが、いつからかなんとなく観なくなってしまった(内容の問題ではなく自分がまだ子供だった一点に尽きると思う)。この映画はスラムダンクファンではない自分が観るべきでものではない、と決めつけていたが、映画から入ってファンになった人もたくさんいると知って心は揺れた。迷ってるうちに終映してしまった「トップガン マーヴェリック」と同じ轍を踏むのか… もう春が来てしまった。決断を…。いざ観てみると、、、面白い! 熱い試合にただただ夢中になっていた。モーションキャプチャを採用した3DCGアニメーションもさほど違和感はなく、その上で日本のアニメらしさを残していたのも良し。そしてネットで使い込まれた名言の数々… 多少ニヤニヤしちゃったけど、これが本家なんだよな~と。大満足の2時間、観て良かった。
リーム555さん [映画館(邦画)] 8点(2023-03-04 21:40:07)
18.《ネタバレ》 世代的にはドンピシャ、原作漫画というよりアニメ勢だったのですがそれでも「目で殺す」とか左手は添えるだけとかそうしたフレーズや主題歌を友達とともに盛り上がった身としてはなんで今更、というのが正直な意見でした。
声優にしても以前の声に慣れ親しんでいるため、変更については否の立場でしたが実際に観てみると全部「すいませんでした!」といえる出来でした。
正直リョーチンの過去についてはそんな壮絶でなくても、というか花道と一緒にあほ面しながら「彩ちゃん、、、」とか言っててほしかったのですが、全体を通してみれば確かにスラムダンクでしたし、今までは「いったいどんだけコート広いん?」てな感じの(アニメの)試合運びが、今作では手に汗握る、本作の魅力「白熱した」試合を十二分に描いていたと思います。
まったく知らない人からすると「どういうこと?」となってしまうかもしれませんが、そんな意見を気にさせない試合描写の数々が満載のとても面白い作品でした。
クリムゾン・キングさん [映画館(邦画)] 8点(2023-01-27 20:21:20)
17.《ネタバレ》 - チバの声がうなるオープニングはバッチリ。カメラの回り込みもカッコいい。
- リョーチンを主役に据えたことは全く不満なし。編集部の意向で桜木になったらしいしな。
- 静寂挿入が多すぎ…もっと減らしたり、もう少し短くして恥ずかしくならない方がよかった
- 兄の喪失が…「今」の彼のプレイにどう開いて接続しているかの説明が不足していたように思う。試合中におそらくその薫陶が活きたのだろうが、わかりにくかった。
- 10 feetの音楽が残念。特に逆転シーンでの挿入。甘ったるい情感が多すぎるので、もう少し冷静に描いて対比を浮き上がらせて欲しかった。
- セリフが聞こえづらい。バランス悪い
- 監督がイメージしてたシーンの映像化には成功している。ただ、当時の漫画に熱狂してた読者の頭の中にはこの映像が浮かんでいたので、そういう意味では映像は想像の100%を出してはきたものの、超えてはいない…作者の画力が高さが仇となった
- 原作未読には辛いだろうな
- リョーチン、NBA行くんだ!?そんな夢あったっけ?
- シンエヴァ、シンゴジ、シンウルトラマンの功績はリブートものを許容させたことだと思う。
- 自分はレギュラーになれない側ではあるが、強さの獲得に向かって努力して、全力でぶつかり合う経験は貴く羨ましく思う。俺も熱くなりたい。
よこやまゆうきさん [映画館(邦画)] 7点(2023-01-21 21:04:34)
16.《ネタバレ》 ・原作をリアルタイムで読んで興奮した世代です。山王工業戦の後半は名セリフ、名演出の宝箱みたいに思っていて、映画化するならもう全部入れてくださいと言いたかったです。聞きたかったいくつかのセリフ(大好きです 今度は嘘じゃないです、とか)がカットされて残念ですが、宮城の視点を中心に再構成されているので致し方なし。と言いますか、こっちはこっちで物語に深みが生まれてよいかと。・CGによるバスケの動きの描写が素晴らしいです。バスケをやりたくなると思います。・出番はプレイヤーに比べると少ないですが、彩さんや安西先生が実に良い存在感を醸し出しています。映画オリジナルのキャラクターも井上雄彦ワールドの住人と一目で分かります。・21世紀に復活したスラムダンクはリピートしたくなる傑作でした。かつて熱狂したキャラクターが変わらず生き生きと動いていて、こちらも幸せな気分になりました。
次郎丸三郎さん [映画館(邦画)] 10点(2023-01-20 17:04:51)
15.アニメが途中で終わってしまっていたので、いつか続編をと待ち望んでいた者です。作ってくれた事に感謝です。大人なスラムダンクを見せてもらいました。
Yoshiさん [映画館(邦画)] 7点(2023-01-12 21:35:46)
14.映画を観た実直な感想、スラムダンクってこんな湿っぽい話しだっけ?試合がちょっと進むたびに過去のエピソードにフラッシュバックしてリズム良く映画が進んでいかない。昔夢中になって読んだスラムダンクはここには無いなと途中で思った。こういうのを皆んなは感動するのか。最後のクレジットを見て監督、脚本共に井上雅彦だと知ってビックリした。てっきり別の監督が改悪したんだと思ってた。井上雅彦は尊敬してやまない漫画家だがこの作品には正直失望した。これだけ時間を空けて作りたかったスラムダンクはこんな御涙頂戴の映画だったのか。この内容だとセカンドスラムダンクが作られたとしても見ないな。バカボンドはスラムダンクを超える傑作だと思ってるが連載休止してるようだし、、、井上さんにはスラムダンクもバカボンドも離れて正真正銘の新作を書いて欲しい。スラムダンクの続編に興味無し。
仏向さん [映画館(邦画)] 3点(2023-01-08 16:14:10)
13.《ネタバレ》 原作は20年ぐらい読んでませんが、脇役とか懐かしくて楽しめました。
リョータの過去より断然山王戦ですね。
花道のダブルドリブルは記憶にもなかったので独りで笑ってました。
すたーちゃいるどさん [映画館(邦画)] 7点(2023-01-04 13:51:34)
12.《ネタバレ》 話の中心は主人公の桜木花道…ではなく、宮城リョータ。原作ではほとんど語られなかった彼の生い立ちや家族関係の描写を、インターハイ2回戦である山王工業の試合に絡めて構成する、という内容。公開前に色々言われていたCGアニメも違和感なく、原作漫画であった非現実的な展開(試合中にギャラリーがコート入ってきちゃうとか)もカットされて、見せ方としては実写寄りのアニメーション映画という感じでなかなか面白かったです。ただ、スラムダンクの魅力のひとつであったSDキャラでのギャグ描写が完全カットされてギャグセリフを真顔で言っているシーンがちょいちょいあったり、山王側のキャラの掘り下げがバッサリ無くなっていたりと、本作が「原作漫画を忠実に映画化」という映画かと言われればちょっと違うかと思いますが、作者にして監督である井上雄彦が今の感性で再構築した「新しいスラムダンク」として楽しむのが吉かと思いました。
ライヒマンさん [映画館(邦画)] 7点(2023-01-03 22:51:38)
11.《ネタバレ》 私にとって井上雄彦という漫画家は、才能溢れているけれどこだわりが強すぎてうまいこと物語を完結させる勇気がない人、という認識です。
この漫画家が自ら映画監督ということで、期待しすぎずに公開を楽しみにしていました。

アニメというより動く漫画を見ている気分でした。
ドラマティックだけど静か。音楽やセリフや解説で語るのではなく、人物の細かい動きや息づかいで感情を表し、クルクル変わるカメラワークで試合のスピード感を表現しており、目まぐるしく動き続ける試合の合間に静かな過去の場面を挟み込んでいく手法も実写映画みたいです。
そういう意味では子ども向けのアニメではないです。
また、原作に執着しすぎている人にも不満があるかもしれませんが、じゃあ原作未読の方が楽しめるかというと、総じて余計な説明がないため作品を語る上での大前提があってこその感動は薄いかもしれません。
私は、井上雄彦らしい芸術性の高い良作だと感じました。
denny-joさん [映画館(邦画)] 8点(2023-01-03 11:54:25)
10.《ネタバレ》 ちょっぴり薄くなったけど、今風の絵になってあの最強バスケ漫画が返ってきた。りょーちんの視点からの山王戦。試合映像とりょーちんの切なくも熱い過去映像を行ったり来たり。原作では描かれなかった少年時代、家族関係などを綴ることで徐々に浮かび上がる宮城リョータの人物像。「ドリブルこそ、チビの生きる道」…このセリフにオイラの生き様が凝縮されている。他の湘北4人の活躍もしっかり描かれていて大いに楽しめた。傑作。
獅子-平常心さん [映画館(邦画)] 8点(2022-12-30 02:56:04)
9.面白いことは間違いない。映画化も正解だったと思う。いくつかの決め台詞にもぐっときた。
原作を超えられただろうか、媒体が違うから比較は出来ないが、あの感覚のように永続性は残らないかもしれない。それでも別の「SLAM DUNK」としてとてもいい作品に仕上がった。
simpleさん [映画館(邦画)] 8点(2022-12-28 16:25:54)
8.《ネタバレ》 オープニングの時点でもう「すっげえ…」という言葉しか出てこないんですよ。インターネットのまとめサイトなんかでは声優交代がどうとか憶測で炎上してたけど、結局そんなの全く気にならないほど、とてつもなく良くできた作品だった。これは絶対に観ておくべき作品。
ただ、この作品のメインターゲットは恐らくこの映画で初めてスラムダンクを観る人ではなく、原作までの既読者になるんだとは思う。だからこそラストのシュートはちょっともったいぶりすぎで演出過多な感はある。みんなオチを知ってる話で、無音でそこまで引っ張らなくても…と。
Fukkyさん [映画館(邦画)] 9点(2022-12-18 15:26:11)
7.自分はこの映画の原作漫画の大ファンなので、この映画単体で評価するのは難しい。
好きな漫画は他にもあるが、一番他人に薦めたい漫画なら、ダントツでこの漫画を推す。
この原作漫画は、週刊連載漫画の楽しさが凝縮されている傑作中の傑作。
しかし今回の映画の方は、過去のTVアニメや映画版(津久武高戦)の出来がひどかったこともあって、見る気はしていなかった。
しかし、世間の高評価に釣られ、やはり見ることに。

さて、この映画、まず、オープニングがメチャメチャかっこいい。
いかにも原作者が監督・脚本をやっている感があって、テンションが上がる。
試合シーンの迫力も素晴らしい。
しかも微妙にデフォルメされていて、ちゃんと「スラムダンクのアニメ化」がされている。
挿入された新しいエピソードも納得できるもの。
無理に不満を挙げれば、リョータの妹がブサイクなところかな。
リョータの妹なら、絶対かわいいはずだし、せっかくの新キャラなのにひどい。
まあ、原作者=監督としては、そこに意識を取られてほしくないということなんだろうけど。
でも、全体として「スラムダンクの熱さ」がよく再現されていて、いい映画になっている。
見て良かった。
まかださん [映画館(邦画)] 8点(2022-12-18 00:41:35)
6.《ネタバレ》 実際に映画鑑賞に至るまで、正直懐疑的だったことは否めない。
「完成」されている原作漫画を四半世紀以上経過した今(1996年連載終了、え、マジ?)、敢えてアニメーション化することの意義があるのだろうかと思ったし、原作者本人の手によってそれを侵害するようなことになれば、悲劇でしか無いと思った。

が、鑑賞し終えた今となっては、多大な満足感とともにこう断言したい。
紛れもない、完全な、「漫画の映画化」だった、と。

それはかつてのTVアニメシリーズでは遠く到達する余地も無かった領域だった。
桜木花道の跳躍、流川楓の孤高、宮城リョータの疾走、三井寿の撃手、赤木剛憲の迫力……、「SLAM DUNK」という漫画世界の中心で描きぬかれた“バスケットマン”たちの一コマ一コマの“躍動”を、まさしくコマとコマとの間を無数の描写で埋め、繋ぎ合わせ、動かす(Animation)という崇高な試み。
敢えて語弊を恐れずに言うならば、この映画作品に映し出されたものは、いわゆるアニメーションではなく、稀代の“漫画家”が己のエゴイズムを貫き通した先に到達した漫画作品としての極地だったのではないかと思える。

「THE FIRST」と銘打ち、まさかの“切り込み隊長”のバックボーンを描いた本作。
殆どすべての原作ファンにとって、そのストーリーテリングは、是非はともかく驚きであったことは間違いないだろう。
賛否が大きく分かれていることからも明らかなように、その追加要素が雑音として響いてしまったファンも少なくないのだろうと思う。

ただ、個人的には、この加えられた物語こそが、連載終了から四半世紀経った今、井上雄彦が描き出したかった物語であり、「SLAM DUNK」という漫画をもう一度クリエイトする理由に他ならなかったのだと思う。
例えばもっとシンプルに「山王戦」のその激闘のみを精巧に描き出した方が、特に原作ファンのエモーションは更に高まったのかもしれない。
でもそれでは、井上雄彦本人が監督・脚本を担ってまで本作に挑む価値を見い出せなかったのだろうし、そもそもこの企画自体生まれていなかったのだろう。

井上雄彦は、時代と価値観の変化と混迷の中で、「バガボンド」、「リアル」という彼にとってのライフワークとも言える作品を、その終着点を追い求めるかのように描き続けている。
漫画家という立ち位置を崩すことなく、ただひたすらにその表現力を進化させ、思想を発信し続けるクリエイターの矜持が、本作には満ち溢れていた。

そのすべてを井上雄彦自身が生み出している以上、無論これは後付などでは決してなく、原作漫画「SLAM DUNK」の研ぎ澄まされた1ピースであろう。
いや、四半世紀前から知っちゃいたけど、「天才」かよ。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 9点(2022-12-12 21:37:35)
5.《ネタバレ》 SLAM DUNK映画化と言うニュースを知って、気持ちはわぁ~っと盛り上がった。あれは確か去年のこと?
何気に楽しみにしていたし、しっかり公開初日のチケットを取った。その前になにやらネットでいろいろ炎上していたけれど、本編を見てそんなに声優交代に違和感は感じなかった。何しろリョータ以外はそんなにセリフないじゃんね。
だがしかし、それこそが井上先生の目指した作品だったのではないかしらん??動きはリアルに、セリフは極力そぎ落とした実写のようなアニメーション作品を作りたかったんでしょう。30年ほど前に放送されたTV版は、子供が見る時間帯と言うこともあってどうしたってギャグ要素は必要だったと思うし、ロボットアニメや戦隊物と違っておもちゃメーカーがこぞって商品化できないジャンルのアニメをよくぞ1年以上放送したと思う。端折ってはいたものの、途中までは原作に沿っていたし、声優さんたちの演技も良かった。だから、TV版キャストにこだわる気持ちはわからなくもないけれど、あそこまで口汚く罵るほどだろうかね?と見ながら思ってしまった。
そういう人たちはTV版SLAM DUNのファンであって、井上雄彦ファンではなかったのかも。井上先生が言うように、一度映像化を許可すればそこから先は制作会社の仕事であって、原作者は口をさせず「原作 〇〇」とテロップが出るのみらしい。(これは宮部みゆき原作の「模倣犯」でも言われていたこと)5年もの月日をかけて制作されたこの作品は、評価に値すると思う。映像としては。
SLAM DUNを知らない人が見たら、リョータに1ON1をしかけた少年と、かつてのキムタクみたいな不良と(でもちゃんとゴムの上履き履いてて可愛かった)、「俺にはもうリングしか見えねぇ」とつぶやいたカッコいい三井が同一人物とわかったかどうか。
あと、どうしてもこの映画をつまらなくしてしまったのはリョータと母親の関係である。
重すぎる。あの病的なまでに笑顔を見せない母親。息子に「俺が生きててごめん」なんて思わせるなんて最悪な親だわ。
井上先生が、なぜあの設定にしたのかわからないけど、リョータの描写を少なくして試合のシーンをもっと見たかったなぁ。花道が背中を傷めたシーンはグッと来た。「俺は、今なんだよ」。そうだよねー、そのセリフだよ。そしてファンならだれでも心の中でつぶやいたであろう「左手は添えるだけ」。
再編集版で試合のシーンを作品化してくれないかなぁ(笑)
milaさん [映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2022-12-10 12:25:02)
4.《ネタバレ》 原作既読、アニメ未視聴。リョーちんがメイン。thefirstの意味は第1話ではなくポイントガードって事かな?原作で唯一きちんとした過去編がなかったキャラを補完するというのは素晴らしい試みだと思う。脚本は井上先生ご自身なのでアニメ(映画)オリジナルストーリーではなく、明らかにこれは原作です!原作で描かれた桜木や流川の過去をおさらいしたところで「あのシーンがない!」「あのセリフが変えられてる!」などと感じそうだし。感動的にストーリーを組み立てていくのは井上先生の十八番。次々に見せ場がやってくる展開にグイグイ引き込まれました。30点差の絶望・ブザービート・美しい絵とリアルな音でのハイタッチ…分かっていてもドキドキするし本当に幸せな124分でした。ただ、左手〜のセリフは言って欲しかった&桜木と流川が超絶に仲悪いのがわかるシーンが欲しかった(ハイタッチがより生きるはず)。劇場の観客は古参のスラダンファンばかりかと思いきや、バスケ部っぽい中高生の男の子の姿もあり嬉しかったです。
Bebeさん [映画館(邦画)] 9点(2022-12-07 19:16:13)
3.《ネタバレ》 SLAM DUNKはジャンプ連載開始から最終回までリアルタイムに追いかけた思い入れのあるマンガ。一方アニメは自分の中でアニメを見ていない時期とちょうど重なっていたので劇場版含め全く見ていない。なので声優の変更が話題になっても何も感じなかったし、見終わったあと声優に関して違和感は全くなかった。

マンガがアニメ化されるとき原作者はよく「アニメになるということは自分の手を離れるということなので好きなように作ってもらってかまわない。どうなるのか楽しみ」と言う。この言葉に嘘はないと思う。けれど一方で自分の思い通りに作りたいという想いもあるはず。今回原作者の井上雄彦が監督と脚本を引き受けたのは、インタビューによるとプロデューサーの熱意に押されてということのようだが、自分自身で納得のいくものを作りたいという気持ちがあったからだと思う。自身の関わらないアニメは自分の手を離れているので、新たなアニメを作ろうということだと思う。それは原作の最終盤の山王戦を題材にしているにもかかわらずタイトルに"THE FIRST"と付けたり、アニメでも使われた連載時のロゴを使わなかったりという点からもわかる。

そんな井上監督が目指したのは原作を「映画的に」再現するということだと思う。見た方なら共感していただけると思うが原作の持つスピード感・息詰まる緊張感が完璧に表現されている。特に原作ではセリフがないことでもそれらを表現していたが、映画でも一切のSEやBGMなしでそれを実現している。

また、原作では宮城リョータ以外の主要メンバーは過去のエピソードが効果的に挿入されていたが、宮城リョータのエピソードはなかったと記憶している。今回はそれを補完した形になっているのも新しい試みでいいと思う。

長々と書いたが結論は「原作のファンなら満足すること間違いなし!」
MASSさん [映画館(邦画)] 9点(2022-12-07 15:59:35)
2.あー…今朝、うん。
起きた時から少し身体の調子が悪かったー…。
なので、いい感想になってるかどうかは分からない。

もう一回観るなら…アレだ。
気分が好い時に観たら感想が変わると思うけど。

さて、観てきた!
本当は「マッドゴッド」にするか迷ったけど、今日は時間のタイミングが合わない感じ。

なので、コレにしたんだわ。

――THE FIRST SLAM DUNK

なんか周囲(マニアさんら)が色々と煩い感じだったけど、俺はコミック準拠モノなので、アニメは全く観てないんだな。

んで、ストーリーっつーか…ネタバレには気を付けたいけど…コミック読んでるんだったらキャラの着眼点以外は、あまり関係ない気もする。
上映前に、過去からのアニメファンが騒いでたのが「声優の変更」だったけど、俺はアニメを観てないので全然、なぁぁぁぁぁぁぁんとも思わなかったし…監督であり、作者の井上雄彦先生の意図した事は何となくだが、理解できる。

多分だが…実写映画っぽくしたかったんじゃないかなーと思うんだ。
要は、キャラの声がアニメに準拠してなかったので、実写映画を観てるような感じを受けた。

ともあれ、愛の力は凄いもんなー…マジで。
アニメ版のスラムダンクに「愛を持ってる人」は悔しかったかもだけど…
ずーっと「アニメの●●さんが~!」とか「だよね~」って言い合ってた女子2名が居たが、終わった後で「これはこれで良かったね」と言ってて(俺は全然無関係なのに)少し嬉しくなったな。
クリエイターの意図が組み込まれたようで、さ…。

さて、SLAM DUNKだ。
もう一回観るかどうかは迷うけど、ずっと観てる間は胸がワクワクした作品だった。
漫画で読んでるから、作品の情報が頭の中に入ってるけど、この映画からスタートした人だったら、どういう感想になるんだろう?
そこも気になるけど、全体的にカラーが沈んでるのも、少し(俺的に)勿体ないなーと思った。
やっぱりキャラの服装じゃなく…景色だけで春夏秋冬を表現出来てたらいいなーと思う。

しかし、キャラの心理や表情は流石だ。
漫画連載の時から、井上雄彦先生には想ってたけど…
絵の上達速度や、場面やキャラの表現力はやっぱり半端じゃないね。
才能と努力が見事に連結してるんだろう、きっと。

世の中ってのは「見本」は嫌って程にある。
けど、その「見本」をみんなで知らん振り。

勿体ないね、マジで。

特に――俺に。
映画の奴隷さん [映画館(邦画)] 9点(2022-12-05 00:13:20)
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【点数情報】

Review人数 41人
平均点数 8.17点
000.00%
100.00%
200.00%
312.44%
400.00%
500.00%
612.44%
7921.95%
81229.27%
91331.71%
10512.20%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.20点 Review5人
2 ストーリー評価 8.50点 Review10人
3 鑑賞後の後味 8.50点 Review10人
4 音楽評価 8.40点 Review10人
5 感泣評価 8.10点 Review10人
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