12.つぼにはまった面白い映画でした。 構築された伝奇的未来世界の雰囲気は十分味わえるし、持って回ったところもありますが分かりにくいほどでもなく、観客次第の楽しみ方ができる自由度が売りのひとつでしょう。 様ざまなフォルムへのこだわりからエクステリア&インテリア、「サテンの夜」などクラシカルなロックの使い方まで隅ずみまで行き届いたセンス満載です。 神と宇宙人と未来人類の混在すると言う設定は国枝史郎の小説世界に通じるものがあります。伝奇ならではのストーリー進行は裏づけのない部分も含めてスムーズで、違和感なく堪能できます。 気になった点は過度に映し出される血。フランス感覚だとあれ位鮮明に赤を強調しないと生々しさが表せないのでしょうか。切断面のリアリティ等とはまた異なる象徴的な赤の描写に思えました。人種の違いなのでしょうか… 作品全体から最近の伝奇風味のSFアクションにはない骨太さを感じました。 【昌兵衛】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-10 22:14:00) |
11.これは、観る前の「期待感」を楽しむ映画ですな。 【マックロウ】さん [DVD(字幕)] 3点(2005-06-07 17:12:44) |
10.これって話を要約してしまえば死が迫った神様が子供を作りにきたってだけだよね?正直言って他の登場人物とか説明不足も甚だしいところもあるけれど、あの青い涙の美しさには惚れ惚れするばかり。それだけでも結構救われているかも。 【シェリー・ジェリー】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-06-05 13:47:58) |
9.《ネタバレ》 映像が安っぽい。なんか、もったいないな、ゲームのバイオハザードレベルだった。CGじゃなくてもよさそうなシーンが結構多くて、気になって集中できない。神様のクセして、ファックしたがったり、溶接したり、子供作ったり、なんか微妙な存在。ある意味、貴重な映画だと思う。 【紅】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-05-14 03:08:56) |
8.どうも内容が理解出来ない。1回観ただけでは理解出来ないのかもしれないが、2回観る程暇じゃない。誰かのプロモーションビデオを見ている感覚でした。映像だけに特化しすぎて物語を判らなくしてしまっている映画他にも有ったなぁ~と思ったら、CASSHRNでした。よって同じく2点 【みんてん】さん 2点(2005-03-12 22:28:09) |
7.珍しくストーリーなどどうでも良いって感じの映画を見た。 これは悪い意味ではなく、映像とその世界観に浸れるだけで幸せってこと。 この映画の近未来はブレード・ランナー好きの俺にはたまらなく良かった。 青い涙の意味は不明だったが、全体的に「ムー」っぽいところも○。 かなり酩酊しながら見るといい感じでトリップできる。 【くぼごん】さん 7点(2005-02-11 12:40:56) |
|
6.この異質なヴィジュアルは見る価値あるが映画としてはどうだろ~。強烈です。観てると結構疲れてくる。奇才です。 【ばかぽん】さん 7点(2005-02-09 03:43:22) |
5.エンキ・ビラルはやっぱり静止画の人間なんだと思う。絵として見るとすごく魅力的でこっちの想像をかき立てるのに、それに時間をプラスすると途端にかったるい陳腐な世界に変わってしまう。主要キャスト以外はCGだが、それも目新しさはなく、ただただ違和感のみといったところか、、、。彼の映画が好きだという人はたぶん少なからずいるだろうから需要がないわけではないだろうけど、客観的に言ってやはりそう褒められるものでもないと思う。 【あろえりーな】さん 4点(2005-02-01 23:31:53) |
4.ホルスが強すぎっ。アクションがもっと観たかったけど映像と音楽は好きだなあ。ストーリーはちょっとねえ・・・観て損はないと思う |
3.強固な意志をもって創り出された特異な映像世界は圧倒されるべきところなんだろうが、あまりに自己満足的なストーリーには観客が入り込むべき余地は無く、結果映画全体が至極希薄に映った。徹底的にアート的な未来像への試みは理解できるが、そこに紡ぎだされる物語に面白味が無ければどうしようもない。何の説明もなく一方的に羅列されるキャラクターとストーリーの後に残るのは、謎というよりも単なる苦痛である。 【鉄腕麗人】さん 2点(2005-01-24 15:42:46) |
2.建物などの無生物CGはスタイリッシュに魅せてくれるけれど、今の技術力では人間をCGで表現するのは難しいんだろね。ストーリーは細かいところがよくわからなかった。ジルって何者? 【くまさん】さん 7点(2004-12-26 08:09:20) |
1.人間と神あるいはミュータントたち、そしてもちろん近未来都市など、主要な三人の登場人物以外は全てCGで造形されたフランス製SF作品。“映画に生身の人間などもはや必要ない”と言わんばかりで、その徹底した製作態度には畏れ入る。一部のマニアックな人たちにはさぞやカルト的な人気を博する作品だろうが、しかし一般的にはどうだろうか。過去の作品例を挙げるまでも無く、ここで描かれている近未来世界はむしろ定番と言ってもいいぐらいで、驚くに値するような映像の目新しさなどは期待すべくも無い。確かに映像の前衛アートといったものを感じなくもないが、ただ如何に美事な描かれ方をしようとも、そこから一歩もイメージが拡がっていかないという物足らなさが付いて回る。そして映像表現の奔放さは、取りとめのない映像としての逆効果をも生み出す。これを“紋切り型映像”あるいは“映像の瞬間芸”とでも表現できようか。これでは観客が退屈してしまうのも無理はない。そして何よりもストーリーの解かり辛さは筆舌に尽くしがたい程だが、たとえ理解できたとしても大して意味も無く自慢にもならないようだ。“ついて来れる人だけがついて来ればいい”という姿勢で貫かれているようで、ここでも観客(=人間)というものをまるで必要としていないような印象を受ける作品である。 【ドラえもん】さん 5点(2004-08-03 00:21:23) |