《改行表示》30.外国人が作ったにしては、悪くない日本食。 だが、日本史ファンとしては、本当の日本食の味には程遠い。 これがきっかけで多くの日本人がもっと自分達の中身の構成物に興味を持ってくれたらなと思う。 武士道と一言で言っても、鎌倉風、戦国風、江戸風他にもいろいろありまして。 今回、トムさんが出してくれたのは、江戸風です。 機会があったら、是非他もご賞味あれ。 悪い映画では無かったです。 【N列23番】さん 6点(2004-01-27 23:23:58) (良:1票) |
《改行表示》29.《ネタバレ》 一言で言うと「日本が舞台の西部劇」。だって、ほぼダンスウィズウルブズでしょ?他にも細かい時代考証等突っ込み所は満載ですが、そこはまぁ置いといて。 まず、外国人の作った時代劇と言う意味では、日本・日本人・侍をきちんと描こうという努力が見られる点、エキストラに日本人を多く使っている点、が評価できると思います。日本をなめていないという意味で。日本が好きなトムの、日本に対するリスペクト、が感じられました。テンポもそれなりによく、2時間40分があまり長く感じなかったです。おーい、もっと日本の時代劇ももう少し頑張れよー!と言いたくなりました。 さて、渡辺謙はもっと時代劇で使われても良い俳優だと思うのですが(伊達正宗、織田信長等大好きでした)、最近あまりお出になられないですよね。そういう意味で、彼を起用したセンスを誉めてあげたいです。真田広之も台詞は少ないけれど、鋭い殺陣やアクションで随所にスパイスを利かせてくれて、その存在感は流石です。 超大幅減点の対象は、何と言ってもラスト。余計だった。まぁ「西部劇」だからしょうがないか。 【なおてぃー】さん 6点(2004-01-27 03:48:27) |
28.時代考証云々をいいだすと、「戦国自衛隊」を評することができなくなってしまうので(笑)、まあ、どこかの国のおとぎ話として見ましょう。としたら・・・何も語るところがないんだなあ・・・。困った・・・。しかし、真田広之に尽きます。彼だけ凄い!彼だけで映画館で見る価値あった! 【神谷玄次郎】さん 6点(2004-01-25 01:35:38) |
《改行表示》27.《ネタバレ》 まず皆さんが言われるように突っ込みどころ満載でやはり外人製作の限界を感じた。 何も知らずに観にいったので、商業性・娯楽性が高く、合戦シーンの多さに驚き。 もっと武士道の精神性について描かれた硬派な作品という期待があったので。 渡辺・真田コンビは「独眼流正宗」でも義理の親子関係で共演しているが、 「独眼流正宗」の方がシビレルぐらい断然カッコイイし、 武士について知りたいなら断然「独眼流正宗」が上。 ただし、本映画作品での2人の存在感は光ると思う。 シーンとして良かったなあと思えるのはトムクルーズと小雪家族との交流。 そもそもダンナ・オヤジの仇を受け入れるという設定がキツイのだが、 勝元にたまたま偶然助けられたその辺の異国人が 日本での生活を通じて武士道に目覚める程度にしておけば、 未亡人小雪とデキようが、子供の父親代わりになろうが 無理が無く、もっと深みのある相互理解を表現できたと思う。 子供の最後の台詞「行かないで!」なんかは ちょっと「シェーン」みたいだなあ、って思いましたが。 忍者襲撃程度は盛り上げシーンとして許容しても その後の合戦シーンは映像的な迫力は認めるけど、いろいろ無理・無茶があるよ。 「NOと言える明治天皇」もちょっと軽すぎて、受け入れ難い。 いろんな設定を全く無視して単純に娯楽映画と割り切って楽しむならよいが、 この作品が流行る事によって、また変な誤解を国内外に与えるのが心配。 <追記>16年ぶりに再見。その後、色々とモデルがある事を知れば知るほど設定や表現方法のデタラメ具合が目に付いてしまうのは仕方のない事ではあるが(合戦シーンはもはや『戦国自衛隊』を思わせるファンタジーの世界と言ってもいいレベル)、その根底にあるオリエンタリズムをどう考えるか?という厄介な問題は西洋人が日本を描く時に留意しなければならないという事にあらためて気づかされる。 |
26.《ネタバレ》 最後の決戦シーンに身震いし渡辺謙の「パーフェクト」という言葉に泣きましたが、トムクルーズが生き残ったり天皇が英語をしゃべったりしたのは腹が立ちました。 【撫子さん】さん 6点(2004-01-15 12:51:08) |
25.《ネタバレ》 娯楽超大作としてはなかなか良い出来でした。日本のために作ったハリウッド映画だと思います。アメリカでもこの作品はうけたのでしょうか?設定には疑問が残りますが、娯楽超大作の条件なので見逃します。一番笑ったところが、最後の戦いの場面で、いつもトムにくっついていた監視役の人がトムをかばって死んだ時にトムが「ボーブ!!」って云ったとこです。これ笑っちゃいけないとこでしたか? |
《改行表示》24.大いなる勘違いに基づく壮大な時代劇ファンタジー。娯楽作品としては及第点。立ち回りや戦闘シーンの迫力も最近の日本映画ではなしえない素晴らしいものでした。そして点数の半分は渡辺謙さんの存在感に。 ただ、あまりにありえない設定なので、妙に醒めてしまいました。これは莫大な予算を投じた遠山の金さん暴れん坊将軍水戸黄門、なのね。アメリカ人が考えたんだなーと強く思ったのが列車強盗という発想。まるでアパッチVS第七騎兵隊? 映画ですから史実に忠実である必要はないとは思いますが、中途半端に史実を織り交ぜるものだから、かえって違和感が膨らんでしまいました。その違和感を差し引いても、あまりに「サムライ」たちがご立派に描かれすぎていて、私は感情移入できませんでした。 【HIDUKI】さん 6点(2004-01-08 12:36:48) (良:1票) |
23.かっこ良いし、美しい映画なのですが、感動は少ない。サムライへのオマージュとして自己満足映画をトムが作ったって感じでしょうか(まぁ、トムは常に自己満足映画な訳だし、それが絵になる役者なんですけど)。「パーフェクト」と勝元が今わの際に呟くシーンは迫真で良かったですね。つい、「やっちまいな」とか言うと面白いのになーとか思ってしまう自分が嫌(笑)。 【nazu】さん 6点(2004-01-04 02:01:44) (笑:1票) |
22.《ネタバレ》 オールグレンは武士道を体験しているというより、時代劇を見学しているぐらいの感じで重みがなかった。肉親を殺された武士が敵を,まして殺された者の女房に手厚く看護させるか?何故裏切った大尉を条約の場にすんなり登場させるのか?その他いろいろな不思議シーンがあります。武士やその周りの人々の描き方が、外から神秘的なものにあこがれてしまっているアメリカの主人公中心の浅薄な視点で描かれている。オールグレンは自由過ぎ。自由過ぎるから葛藤に重みが出ません。しかし、さすがハリウッドと思われたラストの戦場シーンや、男・渡辺謙の最後のセリフにグッときたのでプラス1点。 【チューン】さん [映画館(字幕)] 6点(2004-01-03 22:30:13) |
21.いろいろ?な箇所はあるけれど、そこはハリウッド映画らしい力技で最後まで観客を飽きさせません。トムや製作スタッフさん達がサムライスピリットに心酔した様子がよーく伝わってきて、日本人としてちょっぴり嬉しかった。それとこの映画、私にはハリソン・フォードの「刑事ジョン・ブック目撃者」を彷彿とさせる。アーミッシュの村でかくまわれるハリソン君と村人との交流のくだりを思い出しました。 【そうしょくみ】さん 6点(2003-12-26 00:48:11) |
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20.トムよりケンが良かったよ~というのは良くわかった。でも、こっれって、日本人が見てどうなんだろ?アメリカ人が作った日本趣味の映画でしょ?キルビルとたいして変わんないじゃん。なんかアラが目についてしまった私。花は桜、桜と言えばソメイヨシノ。でも、あの桜?は何の花?桜のシーンの前に田植えのシーンがあったり、春の夕暮れのシーンでやたら虫の声が響いていたりと、違和感があったなあ。日本人が作ったんじゃないからそんなあら捜ししちゃいけないかなあ。 【Mary】さん 6点(2003-12-24 10:53:40) |
19.《ネタバレ》 米国でのそこそこヒットぶりに比べ、日本での異様なヒットぶりにちょっと辟易。採点を減点に変更。渡辺謙さんがアカデミー賞を逃したのは残念。堂々たる演技にはノミネートも納得でした。殺陣のスピード感、大規模な合戦の圧倒的迫力、なかなかにスケールの大きな作品です。ただし…。ハリウッド関係者が「そうか。日本人は自分のプライドをくすぐる作品には弱いのか。これからは日本市場をターゲットに稼ぐぞ」なんて安直に思わなければいいけども…。いまやイラクの自衛隊員までが言葉にする「武士道」ですけども、武士の世の中とは、簡単に言えば暴力で民衆を支配し、身分差別と排外主義で社会を安定させていた時代でしょう? 少なくとも家系図なんてものはない私の祖先は武士道とはまったく無縁の、貧しい一般庶民の暮らしだったはず。ほか大多数の日本人もそうであるはずなのに、アメリカが描いた画餅(?)の武士道精神をありがたがって日本でのみローカルヒットさせている様は、意外にアメリカ人には滑稽に映ってるかもしれません。ほんとなら4点だけど、斬られ役一筋でついにハリウッドデビューした大部屋俳優の福本清三さん。彼の「ラストサムライ」の演技にプラス2点。よって6点です。 【しまうま】さん 6点(2003-12-24 02:56:12) |
《改行表示》18.《ネタバレ》 感想は残念ながら期待はずれ。映画は最後まで見せてしまう仕上がりでさすがハリウッドと言うところですが時間が経つに従い欠点が目について仕方が無くなる。 明治新政府の雇われ教官ネイザン(トム・クルーズ)が勝元(渡辺)にとらわれるまでのシーンはちょっと感動物でした。霧の中から現れる騎馬軍団は勇ましく美しい。でも、時代は明治の初期であり戦国時代じゃない。日本だって300年も前から戦争は鉄砲を使った物になっていたのに今更、騎馬軍団は無いだろう! 甲冑に身を固め、刀と弓矢しか使わない騎馬軍団の首領勝元が英語を話せるというご都合主義は我慢するとして、雪深い山里の集落で平和に「狂言」の舞台を楽しんでいるときに忍者集団に襲われるのには唖然とさせられた。大砲や機関銃を導入し平民からなる近代的軍隊を作ろうとしている明治政府が一方で忍者を操って暗殺集団を送り込んでくるというのだからデタラメ(?)な話だ。 いろいろと問題が目に付いてくるのですが、何よりも勝元達が「何のために闘っているのか」がさっぱり伝わってこない。明治政府に楯突いて命懸けで闘っているのだからさぞ深奥な理由があるとは思うのだがちっとも描かれていない(と思う)。第一、勝元は明治政府の参議であり天皇の信頼も厚い。徳川に味方した方ではなく天皇の側近なのだから政府に逆らうのはなおさら話がわからない。 ネイザンはインディアンを攻撃して滅ぼしていったことに悩んでいるようで、ケビン・コスナーの「ダンス ウイズ ウルブス」に似た感じを受けたが、理不尽にも白人に攻撃され「滅びゆく」インディアンへの共感と白人への怒りが「ダンス ウイズ ウルブス」には明確にあったと思うが、この映画には「滅びゆく武士階級」への共感を呼び覚ますようなところが全然無い。武士は特権階級だったので政府に反抗する怒りのところを描かないと「天下り」先を塞がれて怒り狂っている役人みたいなもので同情の念は湧きようがない。 勝元達は最後に華々しく豪華な戦闘をやって滅びるのだが、その時に政府軍の兵士達が土下座するのはとっても頂けない。敵同士とはいえ全力を尽くして闘うならば尊敬の念も湧こうというもので、もっとも感動的な場面だと思うが、いくら何でも土下座は無いだろう。軍帽をとって胸に当てるくらいで十分その気持ちは伝わってくる。土下座では尊敬とは別の感情になってしまう。 【ヒデ】さん 6点(2003-12-23 11:12:01) (良:1票) |
17.映画館で観てから2年目です。一時の興奮から冷め、この間、黒澤映画やミフネ映画を観てかなり評価を下げた作品になってしまいました。岡本喜八の作品に「日本のいちばん長い日」があります。この中の三船敏郎演じる阿南惟幾陸軍大臣と「ラストサムライ」の渡辺謙演じる勝元盛次参議がオーバーラップします。共に多くの部下を統率しているリーダー・責任者であり、天皇の信任厚く、国体護持に苦悩します。切腹シーンもあります。(是非、両者を見比べてください)サムライ時代は、遠い昔のことではなく60年前まで続いていたことが理解できます。渡辺の方は、帝国軍でしたが、三船の方は、連合軍の日本本土進攻です。大きく異なるのは、前者が自決をトム(ある意味部下?)に止められ運を天にまかせて来襲する敵と絶望的な戦いをしリーダー切腹・部下玉砕してしまうのに対し、後者は、リーダーの三船が一人切腹することで徹底抗戦を叫ぶ部下をなだめ多くの日本人の命を救います。しかし、玉砕した「ラストサムライ」では国体護持された?のに対し、徹底抗戦しなかった「日本のいちばん長い日」の戦後日本は、国体護持はされていない?ということです。「ラスサム」の監督は日本人が連合軍と本土決戦をやっていれば、天皇は人間宣言させられずに済んだと言いたかったのでしょうか?映画の後半の方で飛源がトムに「おまえも白人と戦うのか」と問いますが、勝元軍の玉砕戦は実現しなかった1945年夏の昭和陸軍の本土決戦なのか?なら敵は大村が雇った合衆国騎兵隊にしたほうがテーマがわかりやすかったと思う 【Waffe】さん [映画館(字幕)] 6点(2003-12-19 04:40:06) |
16.欧米での評価は比較的高いようですが、日本人が見るとやっぱりおかしな点が散見されます。些末な揚げ足取りではなくて、根本的におかしい。典型的アメリカ人の異文化の捉え方、オリエンタリズムの発露と言いますか。明治維新と言えば、日本史上の一大イベントなわけです。それを舞台にして、あそこまで自由気ままににストーリー創作したらまずいでしょう。例えば日本人の漫画家が、フランスを舞台に自分の創造したキャラクター「ピエール」をアンシャンレジーム率いて戦うルイ16世の忠実かつ最も重要な臣として描いたら、荒唐無稽だとして誰もまともに扱ってくれやしません。いくらフィクションとは言え、有名な史実を無視して好き勝手に架空の人物を大活躍させてしまったら、まずいのです。漫画でも評価の高い作品はそんな馬鹿なことしません。「ベルサイユのばら」であれば、主人公オスカルは比較的マイナーな人物であるジャルジェ将軍の一人娘、マリー・アントワネットの近衛隊長として描かれている。オスカルはロベスピエール外、歴史上の有名人物とも知遇があったりもしますが、それでも彼女の人生はフランス革命と言う一大事件の片隅の1エピソードとして進行する。一方、「ラストサムライ」のカツモト外は、そんなもんじゃ済まないでしょう。天皇以外の有名な歴史上の人物を全て脇に追いやっての大活躍。小学生が学校で習うような大まかな歴史年表さえも思いっきり書き換えてます。日本人なら誰が見ても大ウソ。事件全体も単純かつスケールを小さくしすぎている。怪しい「武士道」なる哲学を奉じ、どこぞの牧歌的な田舎の部落で平和に生きる500人たらずの「サムライ」が日本の旧勢力の全てとは、あんまりです。原始共産制から突然「サムライ」が生まれたのでしょうか。まぁアメリカ人にしてみれば辺境の島国の歴史などその程度の認識なのでしょうけど。ただ、日本人を冷酷な戦争犯罪マシーンのように描いたり、眼鏡かけて出っ歯でお辞儀して変な風習もつ滑稽な小動物的に描くステレオタイプよりは、遥かにマシですが。日本を肯定的に描いているし、日本を深刻に誤解させるようなこともありません(カツモトが実在の人物であったと勘違いされようとも大した問題ではない)。 |
《改行表示》15.前々からこけると予想していたが期待を裏切るおもしろさ 今の日本にはない精神 大切にしたい 【buyobu】さん 6点(2003-12-14 23:51:53) |
14.《ネタバレ》 比較的日本人の評価が高かったので期待した分がっかり。やっぱりこれはアメリカ人向けの映画だな。日本人の感覚ではついていけない部分が多すぎる。サムライというのは欧米人が作り上げた日本精神に対する言葉だろうが、正しくは武士道あるいは大和魂だろう。侍っていうと、なんか一匹狼の素浪人というイメージがぬぐえない。時代考証も無茶苦茶なので、歴史好きな者としては突っ込みいれたい場面ばかり。日本人は織田信長の頃から鉄砲を使っていたんだよ。明治維新後に刀と槍、弓のみで戦うわけないじゃないか。そんな冷めた眼でみながらも戦闘シーンは結構迫力あって鳥肌たったし、渡辺謙や小雪の演技に泣けるところもあった。日本人役者が日本語のセリフでしっかり演技していたね。英語と日本語の入り混じった映画ではとかく変な日本語のセリフが聞かれるが、これはちゃんと日本語も聞ける。ふだん英語・日本語字幕のばかり観ているから新鮮に感じた。最後の明治天皇の言葉はよかったね、近代化を進めながらも日本人としての精神・伝統を守っていかなければならない。今の米追従路線の政府に聞かせてやりたい。これをアメリカ映画でアメリカからいわれた事に衝撃。他国の人にはかなり評判になる映画じゃないでしょうか。 【Tak】さん 6点(2003-12-14 14:50:24) |
《改行表示》13.小雪は未亡人役として秀逸!って感じ。 筋はやはりありきたりな分、深い感動も無く・・・ でも、ちょっとは泣けました。 (PS2の“侍”を思い出した) 【為替差損】さん 6点(2003-12-14 00:28:47) |
12.《ネタバレ》 「うわダメだよ、オルグレン、刀を投げちゃダメ、ダメ、ああっ!」と悶絶してしまいました。確かにハリウッドの好きそうな演出だけど、刀は武士の命、ぜったーい手放さないもの。そのあと丸腰で突撃になっちゃうよ!? 勝元の布陣は信長の野望ででも勉強したの?あんだけ起伏のある地形で、戦力差が歴然で、野っ原で闘うか?(というか、場所どこよ!?阿蘇?北海道?) ふつー大将を囮に使う?しかも白馬ってマト状態じゃん!?あえて狙えと言うのか!?普通は氏尾がその役だろ?冒頭の面頬(兜と一緒につける面)はネタフリじゃないのか? 兵士が勝元達を囲んでお辞儀・・・って土下座じゃん!土下座と礼は姿勢が違うっ! 前半の健闘に比べ後半が総崩れ。さすがに本格時代劇には無理がありました。気になったのが、勝元の息子の死ぬシーン。「それだけ元気なら連れて行けよ」という時代劇を観ると毎回ツッこむネタをまだやってる。ハリウッドでもお約束健在か。「ここは私に任せて」と言いつつ、戦おうにも体が動けない、「もはやここまでか。」という表情で果てる。みたいな演出を期待したんだけど、あまりにステレオな演出でがっかり。「戦争映画で家族の回想シーンが出たら、その人物は死ぬ。」と同じくらいにお約束。やっぱりダメ映画なのかなー?見終わった後の満足感はありましたが、思い返すとダメに思えるのはなぜだろう?と考えて、『侍』や『幕末日本』を主題にしているんですが、登場人物が饒舌で侍(というか武士って言うだろ?)寡婦に見えず、村・戦場・住居(寺と仏像は除く)が徹底的に間違っていることが問題だと思います。その前提を除けば『映画』としては上手くできているかな?僕に言えるのは、中野監督の時代劇より時代劇っぽいってことでしょう。(っぽいが抜けないのは同じだが。)というわけで、「これで満足できない貴方は、大人しく三船・黒澤行ってください。」と納得してしまう僕なのでした。最後まで気になったのが小雪の身長。172って!トムよりでかいよ。_| ̄|○ 【fero】さん 6点(2003-12-13 22:07:59) (良:1票) |
《改行表示》11.“十字架”を背負ったトムが、スピリチュアルな日本の文化に触れて、心の平静を取り戻すというストーリはよかったのですが、いまいち感情移入できませんでした。 山村が日本の風景に見えず、忍者が登場するなど明治ではなく、戦国時代のようで、また戦闘についても西南戦争をモチーフにしているので、どうしてもそれと比較してしまい、小規模すぎると感じました。 ただ、物静かであり、「生活の隅々までパーフェクトを求める」人々の暮らしぶりが、描かれているのはよかった。 【ヒゲ太】さん 6点(2003-12-12 23:38:02) |