2.《ネタバレ》 以前よりリドリー監督の原点にして、最高傑作の1つとは聞いていましたが、その噂にたがわない素晴らしい映画で、感動しました。生涯のライバルと出会えるという好運に恵まれた軍人が、互いに成長してゆく過程の区切りとしての決闘と捕えました。それにしても美術館でロマン派の絵画を見ているように、次から次へと美しいショットでビックリしました。こんな映画は初めてです。自分自身の命をかけられる子供が妻に宿ったことで、ライバルの存在価値がなくなってしまつたのだなと感じましたが、男という生き物は何時になっても同じようなことを繰り返しているのだなとも感じました。久々に充実感に溢れた映画でした。