ミルク(アメリカ映画)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ミルク(アメリカ映画)

[ミルク]
Milk
2008年上映時間:128分
平均点:6.21 / 10(Review 42人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-04-18)
ドラマ政治もの伝記もの同性愛もの
新規登録(2009-02-20)【尻軽娘♪】さん
タイトル情報更新(2019-05-17)【Olias】さん
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監督ガス・ヴァン・サント
キャストショーン・ペン(男優)ハーヴェイ・ミルク
エミール・ハーシュ(男優)クリーヴ・ジョーンズ
ジョシュ・ブローリン(男優)ダン・ホワイト
ジェームズ・フランコ(男優)スコット・スミス
ディエゴ・ルナ(男優)ジャック・リラ
アリソン・ピル(女優)アン・クローネンベルグ
ヴィクター・ガーバー(男優)サンフランシスコ市長 ジョージ・マスコーニ
スティーヴン・スピネラ(男優)リック・ストークス
デニス・オヘア(男優)上院議員 ジョン・ブリッグス
ジョセフ・クロス(男優)ディック
ルーカス・グラビール(男優)ダニー・ニコレッタ
ブランドン・ボイス(男優)ジム・リヴァウド
ハワード・ローゼンマン(男優)デヴィッド・グッドスタイン
ダニー・グリッカー(男優)
ダスティン・ランス・ブラック(男優)
ボイド・ホルブルック(男優)デントン・スミス
咲野俊介ダン・ホワイト(日本語吹き替え版)
加瀬康之スコット・スミス(日本語吹き替え版)
脚本ダスティン・ランス・ブラック
音楽ダニー・エルフマン
編曲ジェフ・アトマジアン
スティーヴ・バーテック
撮影ハリス・サヴィデス
ロバート・ダルヴァ(カメラ・オペレーター)
製作ブルース・コーエン
ダン・ジンクス
マイケル・ロンドン
製作総指揮ダスティン・ランス・ブラック
ウィリアム・ホーバーグ
バーバラ・A・ホール
美術ビル・グルーム(プロダクション・デザイン)
衣装ダニー・グリッカー
ヘアメイクグレゴリー・ニコテロ(メイクアップ・デザイナー)
ステファン・デュプイ(ショーン・ペンのメイク担当)
編集エリオット・グレアム
録音ガス・ヴァン・サント
その他バーバラ・A・ホール(ユニット・プロダクション・マネージャー)
ロブ・エプスタイン(special thanks)
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9.《ネタバレ》 日本においても同性愛者への差別はありますが、キリスト教社会における差別は、その比ではないようです。世界は神の創造物だとするキリスト教徒にとって、自然の摂理に反したセクシャリティを持つ同性愛者とは、その存在を否定せねばならない対象。『ブロークバック・マウンテン』では同性愛者がリンチを受けて殺されましたが、それほどの過酷な差別があの社会には存在しているのです。そんな中、同性愛を公言する者として初の政治家となり、そして暗殺されたハーヴィ・ミルクは米国内において伝説的な存在であり、米国史上の偉人を選ぶ企画があれば、必ずその名がエントリーされる程の高い人気と知名度を誇っています。。。
そんな人物の伝記に挑んだ本作ですが、時代の再現度については凄まじいレベルに達しており、「これは何か賞を与えねば」という気にさせられます。ただし、個々の場面を完璧に作り上げるということにこだわりすぎた余り、物語としての山場を作り損ねているという印象も受けました。ハーヴィ・ミルクという人物に思い入れのあるアメリカ人ならともかく、本作ではじめてこの人物を知ることとなる日本人にとっては、少々パンチに欠ける映画だったと言わざるをえません。。。
また、ミルクの殺害犯であるダン・ホワイトについて本作の脚本家は大胆な仮説を立てているのですが、この仮説がかえってドラマの完成度を引き下げる原因となっています。ホワイトは隠れゲイであり、政治家としての対立のみならず、ミルクに寄せる個人的な好意を裏切られたという私怨が、ミルク殺害の動機につながったというのが本作の仮説。このような仮説を立てたはいいものの、脚本家も監督もオリバー・ストーンのように振り切ることができず、あくまでこの動機を仄めかす程度にとどめてしまったために、ホワイト側の描写が致命的に不足するという結果がもたらされています。そして、このためにミルクとホワイトの対立という主要な軸がブレブレになってドラマの求心力が大きく削がれているし、さらにはホワイトがミルクを殺した理由を感情的に理解することが難しくなっています。伝説的な政治家の生涯に勝手な解釈を加えるということに躊躇があったのかもしれませんが、それにしても、ドラマとして一本筋を通すことを怠った点は評価できません。
ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 5点(2013-06-21 01:27:21)
8.《ネタバレ》 ○いかにも教科書的作品で、エンターテイメント性はほとんどない。○見てまた一つ勉強になったとは思うが、面白かったという感じはなかった。
TOSHIさん [DVD(字幕)] 5点(2013-01-06 21:15:25)
7.実在したある政治家のお話。完全な伝記映画ですな。
創作ドラマではないので、当然のことながらストーリー的な妙味はなし。
やっぱり見所はショーン・ペンの演技。完全に役になりきっているところは、さすがのひと言。
偏見という逆風の中で、がんばったんだなぁという雰囲気は伝わりました。
MAHITOさん [DVD(字幕)] 5点(2011-07-30 05:21:39)
6.《ネタバレ》 84年のドキュメンタリーのほうを先に見ていたもので、う~ん、なんだかなあ、これはショーン・ペンに賞を取らせるための作品なんじゃないかと思いますね。
ハーヴェイ・ミルクがどういう人だったかとか、ダン・ホワイトがどういう人でなぜ犯行に及んだのかと言うことは、「2の次」である。
もちろんショーン・ペンは「ストレートがゲイを演じて上手だった」という意味で、素晴らしかったと思います。
しかし、それだけだなあ。
ここでは犯行動機は「警察の連中に圧力をかけられてプレッシャーに負けた」というような描き方をされていますね。
私はそういうふうには思っていないのだが、また、ダンがハーヴェイを憎んでいた、というようにも思っていないのだが、彼は「無理心中」をしようとしていて自分だけ死にそびれたのだと思っている。
理由は妻が関係あるのじゃないかと思っている。
まあそれは置いても、ハーヴェイの人生を終わらせたダンがのちに自殺しているということを考えても、「警察の圧力で」という示唆を入れて容易に見せるのはどうかと思う。
ジョシュ・ブローリンは悪くないが、映画自体にダン・ホワイトの人物造形が希薄なもので、どうとも演じようがなかっただろう。
「ハーヴェイはこういうふうに生きました。そしてダン・ホワイトに殺されました。」というシンプルなことなので、そこに2人の男性がどうかかわりあっていてそういうことになったのかということは、どうでもいいようなのだ。本当は、それを追求しなければ、ハーヴェイの姿も見えてこないのではないかと私は思う。
極端なことを言えば、2時間なり尺があるとしたら、ハーヴェイの出演シーンはそのうち5分か10分でもいいのである。あとは全部ダン・ホワイトでOK。
そういう映画を見たかったと私は思う。
パブロン中毒さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-05-31 18:28:43)
5.ではボクもカミングアウトしよう、ボクは はるな愛のファンです!
くまさんさん [DVD(字幕)] 5点(2010-07-10 23:40:28)
4.勉強になったし、役者の演技も素晴らしかった。ゲイっぽい。
ただし、物語としてはパンチがあまりなく面白くはない。
ぬーとんさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-05-08 23:59:06)
3.エイリアスの人が市長さんでした ところでミルクって苗字の人は何人ぐらいいるのでしょうか?
マーガレット81さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-03-26 16:40:49)
2.《ネタバレ》 タイトルで牛乳からみの何かかと完全に勘違いをしていました。ショーンペンの演技力は凄い。とあらためて思いました。それから出演陣がご本人達にそっくりで驚きでした。
civiさん [DVD(字幕)] 5点(2010-01-25 18:53:39)
1.《ネタバレ》 ハービィミルクは実在したゲイの市政委員。ゲイをカミングアウトして、ゲイの人権を認められるように尽力する。しかし、同じ市政委員の同僚に暗殺されてしまう。・・・という、ミルクの人生とゲイの運動をまとめた映画。ゲイが大変に差別されていた時代があったことには憤りを感じたし、今現在も差別されているマイノリティはいくらでもあると思う。だから、そういう点ではとても良いのだが、映画としてみると頭をひねってしまうところがあった。題材はすごくイイのに、いまひとつ映画として成功していない感じがする。編集とか、映像とか、、。なんだろう。。役者はまぁまぁいいのだが、登場人物が多くて誰が誰かわからなかったし、実際の映像と交えて編集していたり、それぞれのキャラクターが描ききれてなかったり、人の区別がつきにくかったり(それは自分のせい?)、時間軸もよくわからなくなってしまった。。もうひとつ楽しみきれなかった点が残念。
kanekoさん [DVD(字幕)] 5点(2009-11-18 20:07:48)
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【点数情報】

Review人数 42人
平均点数 6.21点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
437.14%
5921.43%
61126.19%
71433.33%
8511.90%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review2人
2 ストーリー評価 4.25点 Review4人
3 鑑賞後の後味 4.00点 Review4人
4 音楽評価 4.33点 Review3人
5 感泣評価 4.00点 Review3人
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【アカデミー賞 情報】

2008年 81回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ショーン・ペン受賞 
助演男優賞ジョシュ・ブローリン候補(ノミネート) 
監督賞ガス・ヴァン・サント候補(ノミネート) 
脚本賞ダスティン・ランス・ブラック受賞 
作曲賞(ドラマ)ダニー・エルフマン候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞ダニー・グリッカー候補(ノミネート) 
編集賞エリオット・グレアム候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2008年 66回
主演男優賞(ドラマ部門)ショーン・ペン候補(ノミネート) 

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