9.《ネタバレ》 アカルイミライ‥‥か。そりゃ夢の中くらいでしか遭遇できないもんかもね。
その前に、浅野忠信って演技うまいすか?
にやにや笑ってるだけで評価されてしまうお得な俳優ではあるけれど、なんか下手じゃないすか?今回、ベタベタな演技しか見れませんでしたが。
逆に、オダギリジョーはよかった。
名前くらいしか知らない俳優ですが、素でやってんの?と思うくらいにはよかった。
映画のテーマなどは、知らん。
わかりやすく文章で書けるようなメッセージはなかった。逆に、だからよかったと思う。
十代の若者がどう受け取るかは、大人に育ちきったワタシにはわからない。
逆に、大人の立場でみているから、有田父の言葉は心の琴線に触れた。
「許す。わたしは、きみたちを許す」
これは、自分がどん底で苦しんでそれでも他者への愛情を失わずにいられたという経験なくしては、言えない言葉だと思う。他人を切り捨てる事がどうしても出来ない、やさしい(ある意味では弱い。そして強い)人間でなければ決して言えない。
そして、私自身は決して仁村に言ってやれないであろうから、有田父の言葉に涙が出た。
はたして、現代の日本のどれくらいの大人たちが、有田父のようなやさしさと強さを持っているでしょうかね?
自分自身のことを含めて自戒しました。
そういう意味では、仁村が前進するまでの話ではなく、前進するために子ども達が必要としているものを、大人たちが与えられているだろうか?というメッセージを受け取ったのかもしれません。