2.《ネタバレ》 メロディーが美しいです。映像が美しいです。まさに、美しく哀しい映像。
途中まではホラーテイストが強い気もしますが、怖いと言うよりは、大きい音でビビらせるって感じです。なので、怖がらせ方の手法が古いかな~という感じは否めません(笑)
でも、この映画で最も怖いのは、幽霊とか怪奇現象とかではなく「人」です。人が怖いです。また、「記憶」や「過去」というのも怖いですね。
SHUさんもおっしゃってるように、「カル」に似た感覚の映画ですね。(私はカルの方が好きですが)一度観ただけでは理解できない、そういう謎がちりばめられてます。ついでに「シックスセンス」と「呪怨」テイストも混ざってるかな。
最後まで観て大体の背景が解ると、とてもかわいそうな話だなって思います。
スミがスヨンを溺愛する背景には、箪笥の件があったからなんだなって思いました。
でも過去は消せないし、スミは一生あの瞬間を後悔しながら、ずっとああやって生きていくしかないのかもしれない。。。
ウンジュの「おまえは今この瞬間を一生後悔する」というセリフと「忘れたくても忘れられない記憶、消したくても消せない過去は亡霊のように一生つきまとう」というセリフがとても印象に残っています。
これらのセリフは映画の中でとても大事なセリフですね。キーといっても過言ではない。
箪笥、一度観ただけでは理解し難いかもしれないけれど、とても深く切なく哀しい映画です。
全然関係ないですが、父親ムヒョンが大杉連に、継母ウンジュが木村佳乃に見えました(笑)