13.《ネタバレ》 こいつはしぶいぜ。ってゆー感じの作品。 冒頭こそ戦争シーンで始まりますが、それ以降はひたすら『追いかける』『逃げる』、これの繰り返し。こんなに単純明快なプロットはないです。そして単純がゆえの面白さがあります。90分、全然飽きないのがその証拠。 この映画では、ハラムの動機、L.Tの思い、そういったものを多くは語らないのが特徴。とても硬派。語らない、だけど伝わってくる。なぜ殺人マシーンになってしまったのか。なぜL.Tは彼を追いかけるのか。そこにはきっとハラムをそうしてしまった責任を感じているL.Tがいるのでしょう。それをL.Tの回想シーンでそれとなく伝えてくる演出がまた渋い。 サスペンスアクションとしての緊張感もなかなか。ハラムは『逃走』と『狩り』を同時に行う兵士。彼だけまだ戦場にいるかのような緊張感。当然、ハラムを追いかけている人間達は、同時にハラムに襲われる可能性があるということ。この緊張感がたまらないですね。地下での攻防は最高にエキサイティング。シティサスペンスが好きな自分にとっては街中での追いかけっこも手に汗握ります。いつの間にか、自分がハラムだったらどう逃げるかまで考えちゃいます。 派手さはない。新しくも無い。地味だし、『見所はどこ?』って聞かれれば、ちょっと困る。でも地味に手堅く面白い、こーゆー映画が結構好きです。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-09-23 03:48:45) |
12.《ネタバレ》 戦争で狂気に変わってしまった軍人の筋立てに甘さはあるが、暗い過去を背負った男2人の対決としては見ごたえ十分。滝の音とどろく静かな森という舞台も、追跡劇を盛り上げてくれます。 【カワウソの聞耳】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-01-04 17:43:49) |
11.《ネタバレ》 ヨーロッパに旅行した時、テレビでやっていたのを見ました。アクションの切れが良かったですね。戦争を経験した特殊部隊員が日常生活に戻れず、自然を愛する殺人鬼になるという設定に入りこめさえすれば、それなりに楽しめると思います。ただ、教官でハンター役のトミーが強すぎる気が。また、心理描写は浅く、深みのある映画ではないですね。 【モリブンド】さん [地上波(字幕)] 7点(2005-09-25 01:12:44) |
10.《ネタバレ》 中盤からラストまで延々と続く追いかけっこが良かった。郊外の住宅地→都会の雑踏→地下道→公園→高架電車→橋脚→河→峡谷の瀑布…いつ終わるともなしに追跡シーンが延々と続く。このまま最初の原生林まで行くのかと思ったら、途中で終わってしまって残念。こんなに正確に追って行けるものだろうか…と思ってしまうので、足跡を分析して追跡するトラッカー(?)という専門職について、もうすこし解りやすく説明しても良かった気もします。演出・脚本にもう一つ何か足りない感じが惜しい。ローケーションが心地よいので個人的には結構好きです。 【番茶】さん 7点(2005-02-15 00:48:38) |
9.辛口の評価が多いようですが、娯楽作品なんだからイイじゃないのって感じです。 いまいちわかりにくい人物描写もOKよ。 FBIいいとこなし、ただの獲物としての役だけ、OKっす。 都市部で追いかけっこしてるんだから自作ナイフ作ってるヒマあったら、ナイフ買えばイイじゃんと思うけど、それもOK。ワザをどうしても描きたかったんだよね。 トミーさん、歳なのに大変だねー、OK!! ナイフで地味に戦うっていうコダワリの戦闘シーンだけ見れば結構楽しい。 いや、結構面白かったよ。 |
8.まずまず。トミーリージョーンズの老け方が、ちょっと痛々しかったのと、この手の映画で90分強は、ちょっと短すぎないか?師匠と弟子という構図は黒澤映画のそれを思わせる。もっとジックリ見せてほしかったな。アッサリし過ぎ、ちょい薄味の感は否めないのが残念。殺人マシーンのデルトロが家族思いという人間らしさを加味したのも少し邪魔かな・・・。もう徹底的な冷血殺人マシーンのほうがいい。2人の知恵比べみたいな部分ももう少し欲しかったなぁ。よかったのは、殴りあったり、ナイフで斬り合ったりと、リアルな「痛み」に拘ってるところ。そこんところは、さすがテレビドキュメンタリー出身のフリードキン。面目躍如というところか。CGテンコ盛りで、一度に数百万人が派手に死んでも、こっちに痛みは、ちっとも伝わらない昨今のハリウッドの大作に対する危機感や異議のようなものがあったのかも。2人の演技は文句なし。でも、やはりトミーリージョーンズ、ちょい痛々しい(笑)でも、こういう映画に出てくるFBIって本当に無能だな。あの威勢だけはいい女性捜査官も邪魔なだけ。こういうのってお決まりなのかな・・・・。でも、骨子は西部劇だと思えば納得が行く。老いた保安官と、かつての部下で、いまは冷血なお尋ね者のガンマン、それを取り巻く無能な騎兵隊・・・・。やっぱり西部劇だよ、こりゃ。 でも、どなたかも書いてたけど、男の持っている獣性、その凶暴性、それでいて、どこかフェアな精神、男性的な良きアナクロニズムの復権を逆説的に描いた。ちょっと気になる佳作ってとこでしょうか。北方謙三の小説と似た質感が好ましい。 高架線を走る列車を使ってのアクションは「フレンチコネクション」のセルフパロディか? 【ひろみつ】さん 7点(2004-05-20 22:25:47) (良:1票) |
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7.森や河辺でサバイバルするのはいいけど、トロもトミーも、もう少し気の利いたアクションが出来てたらと思う。 【亜空間】さん 7点(2004-02-24 11:11:12) |
6.「パイナップルARMY」や「MASTERキートン」と何故かダブりましたがとても楽しめました。ただいい所でトミーリーとデルトロの間に割って入ってくる女FBIが邪魔でしょうがなかったです。 【にう】さん 7点(2004-02-17 06:12:23) |
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4.森の中でのサバイバル久々に見せられました。とりあえず、デル・トロっすね。この映画の大部分は彼の存在感で成り立ってますね。 【腸炎】さん 7点(2004-01-18 20:31:28) |
3.展開は正直、地味ながら個人的には面白く見れました。 対決シーンとかも下手な銃撃シーンよりも迫力あって力入ります。 トミー・リー・ジョーンズ渋過ぎ・・デル・トロの眼光もすごかった・・ ただデル・トロ演ずるハラムが殺人に駆り立てる動機がいまひとつ見えなかったのが惜しいです。 あとやっぱりトミー・リーと行動するFBIの捜査官が女性である必然がまるで感じられなかったのもマイナスです。 【まりん】さん 7点(2004-01-06 18:08:01) |
2.いや~、久しぶりに骨のある格闘を見たなー。BGMも必要最小限に抑え、徹底的に無駄なものをそぎ落としてある。CG無し、びゅんびゅん効果音をつけたカンフーも無し。派手には程遠く、ヒットしなかったのも仕方ないが、それがかえって手作りナイフでの格闘という泥臭さを際立たせる。これこそ漢の戦いだ。 |
1.トミーリーとデルトロという男臭い俳優2人のアクション、とても良かったです!派手すぎないところが逆に惹き込まれました。。確かに、トミーリーおじさまには少しハード・・かも? |